2024年10月15日(火)から18日(金)、千葉県 幕張メッセで「「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK (ジャパンモビリティショー)2024」(以下JMS)が開催されました。「スタートアップとの共創」をメインテーマに、さまざまな分野の「新進気鋭たち」145社が出展、自動車メーカーを含む「事業会社」との強力なマッチングが求められています。
製品開発だけでなく、使い方でもアイデア大募集
たとえば「カーボンニュートラル」に関する技術を出展していたトヨタ自動車によれば、エネルギー政策という分野は事業としてのすそ野が広く、関わっている産業界、ステークホルダーが一丸となって取り組みを進めることが重要だ、と考えて出展のポイントを設定しています。
具体的な出展のポイントはふたつ。そのひとつはポータブルな水素カートリッジの提案です。FCEV開発で培われた貯蔵技術を活用した製品ですが、それを利用した機器類やサービスを、事業として推進してもらえる企業を「求めている」といいます。
水素カートリッジそのものを使う機器、サービスはもちろんですが、一時保管場所や配送、交換サービスといった利便性を高めるための事業化にも、その分野に独自のノウハウやアイデアを持つオーソリティが求められています。
もうひとつの「スイープ蓄電システム」では、そのものを実際に事業化するためのパートナー探しが主な目的にあるそうです。
再生エネルギーのマネジメント設備を電動車用バッテリーの効率的なリサイクルを利活用して構築するビジネスモデルですが、蓄電池本体の製造はもちろん、電池の交換作業、搬送といったプロセスでも新たな価値創造が求められています。
もちろん他メーカーもそれぞれに、自社の強みをベースにビジネスマッチングを求めています。