2023年1月に発売を開始したBYD ATTO3。実は2024年3月にアップデートが実施されていました。そこで今回は「進化した点」と、気になる「乗り味」についてご紹介していきます。

主な変更点は「見た目」「ディスプレイ」「アプリ」の3つ

さて、こうした「ちょうど良い」ATTO3ですが、2024年3月に行われたアップデートの内容は主に3つです。

画像: ひと目でそれと分かる印象強いインテリア。アップデートによりセンターディスプレイが15.6インチに拡大した。

ひと目でそれと分かる印象強いインテリア。アップデートによりセンターディスプレイが15.6インチに拡大した。

ひとつは「見た目」の小変更です。すなわちエクステリアデザインに変更が加えられています。基本造形は変わりませんが、ボディカラーに「コスモブラック」が新設されたほか、サイドのウインドウモールやDピラー部分の加飾が、従来モデルのメッキパーツからピアノブラックになりました。個人的には新型のほうが落ち着いていて、むしろ高級感が上がったという印象を持ちました。

さらにリアのロゴデザインが変更されています。これまでテールランプ上部に「BUILD YOUR DREAMS」とブランドの正式名称が記されていましたが、新型では「BYD」とシンプルなものに改められています。ただし、テールゲート右下に装着される車名ロゴにも「BYD」というエンブレムが残されたまま、というのは少し気になるところです。

ふたつめの変更点は「ディスプレイ」です。前掲の強烈なインテリアデザインの中でも、眼を見張るのはインパネ中央に鎮座する大型のセンターディスプレイです。新型ではそれがより大型化され、15.6インチとなりました。BYDのモデルに共通する「縦⇔横」回転ディスプレイは継続採用されますが、その大きさたるや、初めて触れる人には衝撃を受けることと思います。

そして3つめの変更点は「アプリ」の進化です。先ほどご紹介したセンターディスプレイには、スマートフォンさながらのアプリケーション機能を有しているのですが、新型では「Amazon Music」「検索ブラウザ」「カラオケ」が追加され、充電の待ち時間などで使える便利機能がより充実しました。

中でも「カラオケ」は別売りのマイクと組み合わせることで、リアルなカラオケ体験を可能としています。もちろん歌うだけならマイクがなくても問題ありません。筆者は実際にそれを試しましたが、これが想像以上に楽しいものでした。「ただ音楽を流して歌に合わせて歌えば良くないか?」と最初は思っていたのですが、やはり歌無し音源で、大画面に映る歌詞に沿って歌う感覚はまさにカラオケルーム。音源はデフォルトでさまざまなニーズに対応する名曲が揃っていますので、かなり楽しむことができます。またアプリケーションゆえ、選択できる曲数も更新されていくのは嬉しいですね。

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