すべての「トミカ」ファンへ感謝を込めて贈る、記念事業
「トミカ」の誕生は1970年(昭和45年)。当初、国産車6車種のみのささやかなラインナップで産声を上げた同シリーズは、半世紀と5年の歳月を経て、今や国内外累計10,000種類以上、累計販売台
数10億台を数えるメジャーブランドへと成長を遂げた。

1970年に発売された、トミカ第1弾のラインナップ。トミカ55年の歴史はこの6台からスタートした。
そんなシリーズの歴史を共に歩み、成長を支えてきた全てのファンに感謝の気持ちを込め、贈り出されるのが今回の「『トミカ』55周年事業」となる。
今回発表された「55周年事業」の主な内容は下記の通り。
1.「トミカ55周年自動車メーカーコラボプロジェクト」の実施

トヨタのコラボ対象車は「GR スープラ GT4 EVO」。
レーシングカーとして目をひくための大胆な左右非対称な配色と、子供と保護者が一緒に楽しめる車として、右サイドに子供達の自由な想像力を働かせるマットホワイトスペースをあしらっている。

日産からは「フェアレディZ NISMO」が対象車として選定された。
鮮やかなイエローとブラックの強いコントラストでパワフルなスポーティーさを表現。日産自動車のレース活動のヘリテージからインスパイアされたカラーリングとなっている。

ホンダ「シビック TYPE R」の55周年記念仕様。
デザインのポイントは風が吹き抜けた瞬間を切り取ったような躍動感ある「55」のオリジナルロゴ。このロゴはトミカの55周年を象徴すると共に、シビック TYPE Rのスピード感を大胆に表現している。

第2弾からの参加となる三菱自動車からは「デリカミニ」がチョイスされた。
三菱らしい、マグマのようにエネルギッシュな赤い色から巻き上がる煙をイメージしたグラフィック、さらに湧き出したマグマが固まって岩盤となったイメージをレイアウト、力強い躍動感、信頼性、耐久性を表現している。

同じく第2弾から参加となるスズキからは、55周年繋がりとなる「ジムニー」が選出された。
冒険やワクワクする気持ちを象徴するデザインテーマをモチーフに、荒野の中を駆け抜けていく走破性の高さやアグレッシブさを泥はねで表現。ホイールは、前後の色を変えることで大自然に飛び込んでいく躍動感をイメージしている。
2020年のトミカ50周年時に展開して好評を博した、メーカーコラボ企画の第2弾として、実車を担当している各社の本職のデザイナーより「トミカ」オリジナルのラッピング案を募集。社内コンペで採用されたデザインを、トミカ及び実車に採用した。
第2弾となる今回は、第1弾の協力社3社(トヨタ、日産、ホンダ)に、三菱自動車、スズキを加えた5社で展開。55周年ラッピングを施したトミカ製品は2025年春から順次発売し、実車の展示については後日トミカの公式サイトで発表される。
2.55周年ファン感謝祭「TOMICA OWNERS MEETING」の開催

2025年12月に開催予定の「TOMICA OWNERS MEETING」。メインターゲットであるキッズ層は勿論、大人も楽しめるプログラムを展開、幅広い年齢層が楽しめるイベントを目指す。
幅広い世代のユーザーが楽しめる感謝祭イベントを、2025年12月に開催予定。現在予定されているプログラムは下記の通りだ。
(1)スペシャルトークショー
トミカ開発者や自動車メーカーのデザイナーなど、トミカに関わるゲストたちによる、普段聞けない開発秘話が満載のトークショーを開催。
(2)リアルジオラマ展示
大人も満足する1/64サイズの 「リアル」なジオラマを展示。自身が所有するトミカを持参して、写真を撮ることができる「撮影スポット」も設置する。
(3)トミカヒストリー展示
初代から現在に至るまでの、商品ラインアップを年代別に一堂に展示。未来の商品企画や、未発売に終わった商品サンプルの展示も検討中。
(4)大人の工場見学
海外工場の映像、トミカができるまでの解説パネル、金型やサンプルなど、「本物」を感じてもらうことができる展示物を陳列。
(5)その他
巨大モニュメント展示、トミカ写真展、記念トミカの販売、限定グッズの販売など