レクサスはフラッグシップSUV「LX」に、ハイブリッドパワートレーンを初搭載する新グレード「LX700h」を設定、3月27日より発売を開始します。優れたオンロード アジリティ、オフロード能力の向上は、「ラグジュアリー」の常識を大きく変えることになりそうです。

LX初のハイブリッドパワートレーンは新機能を採用

レクサスLXは「世界中のどんな道でも楽に、上質に」をコンセプトに、あらゆる道路環境での走行に耐える運動性能と、ブランドイメージを裏切らない上質感を兼ね備えたフラッグシップSUVとして誕生しました。

画像: LX700h“EXECUTIVE”(ソニックチタニウム)。公表されたスペックは全長5,100×全幅1,990×全高1.885~1,895mm。ホイールベースは2,850mm。車両重量2,710~2,770kg。まさに「威風堂々」。

LX700h“EXECUTIVE”(ソニックチタニウム)。公表されたスペックは全長5,100×全幅1,990×全高1.885~1,895mm。ホイールベースは2,850mm。車両重量2,710~2,770kg。まさに「威風堂々」。

今回のLX 700hの投入により、レクサスは炭素削減へのマルチパスウェイアプローチの一端として、新たな「最上級」の理想形を提案することになります。それを実現する機能のひとつが「どこへでも行き、生きて帰って来られる電動車」を体現する、「過酷地対応」の新ハイブリッドシステムです。

LX 700hが搭載するパワートレーンのコアは、優れた応答性と圧倒的力感を備えた3.4L V6ツインターボエンジンと10速ダイレクトシフトオートマチックトランスミッション。その間には、クラッチを有するモータージェネレーターが配置されており、シチュエーションに応じてエンジン、モーターの役割分担を最適にコントロールします。

国内仕様のスペックはまだ詳細が発表されていませんが、北米仕様では457psの最高出力と583lb.-ftの最大トルクを発生します。

さらに「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を電動化という形で強化するべく、LX700hにはレクサスのハイブリッドシステム初の機能が与えられています。

画像: 新型パラレルハイブリッドシステムのレイアウト。12V補器バッテリーの搭載位置をエンジンルーム内からリヤのデッキ横に変更、リヤクォータまわりでのボディ剛性の向上を両立させた。

新型パラレルハイブリッドシステムのレイアウト。12V補器バッテリーの搭載位置をエンジンルーム内からリヤのデッキ横に変更、リヤクォータまわりでのボディ剛性の向上を両立させた。

たとえばオルタネーターとスターターを標準装備することで、従来のハイブリッドモデルとは一線を画すフレキシビリティを発揮。万が一、ハイブリッドシステムが作動しない場合、スターターは独立してエンジン点火を可能にし、オルタネーターが12V補助バッテリーに電力を供給、車両はエンジンのみで走行を継続することが出来ます。

またオフロード走行時には、レクサスで初めてモーター駆動のパワーをローレンジに追加することで、走破力を向上。この機能とマルチテレインセレクトの各種モードを組み合わせることで、岩場や未舗装の路面、深い雪など、精密なスロットルコントロールが必要なシーンでもトルクフルなモーターのみでの走行が可能になりました。

駆動用のリチウムイオンバッテリーは、上下に分かれた防水トレイに包み込む防水構造を採用。エンジン車と同等の水深700mmまでの渡河を可能としました。万が一、トレイに水が入った場合は、内部に設置された水センサーが水を検出し、メーターディスプレイでドライバーに警告システムを採用している。

画像: リヤフロアにハイブリッドメインバッテリー本体を搭載。上下に分割した防水トレイでパッキングする防水構造によって、深水路等での水の侵入を防ぐ。

リヤフロアにハイブリッドメインバッテリー本体を搭載。上下に分割した防水トレイでパッキングする防水構造によって、深水路等での水の侵入を防ぐ。

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