HMC（Hyundai Motor Company）は、韓国のソウルモビリティショーで開催されたグローバルローンチイベントにおいて、先端のミッドサイズSUVである新型水素電気自動車（FCEV）「NEXO（ネッソ）」を発表した。
新型燃料電池システムとパワートレインの改良で動力性能を向上
動力性能面では、パワーエレクトロニクスシステム出力とバッテリー容量を向上させた。総出力は135kWから190kWに、そしてバッテリーの出力は40kWから80kWへと倍増。さらに、水素燃料電池スタックの最大総出力を16%増の110kWとし、新しい電気モーターは最大で150kWを発揮する。
また、キャビンスペースを損なうことなく、燃料貯蔵容量を拡大。水素タンク容量を先代 NEXO の 6.33kgから6.69kgに増やし、水素貯蔵密度を高めることで、オール電化航続距離（AER）の競争力を確保した。これにより5分間の水素充填で700km以上の航続距離を実現したという。
ヒョンデ 新型ネッソ 主要諸元（韓国仕様）
●全長×全幅×全高：4750×1865×1640mm
●ホイールベース：2790mm
●最高出力：150kW
●最大トルク：350Nm
●FCスタックの最高出力：110kW（グロス）／94kW（FCシステム出力）
●100％充填基準走行可能距離：700km以上
●駆動方式：FWD
●燃料・タンク容量：水素・162.6L（54.2L×3）
