BEVとしての先進性と実用性に磨きをかけたソルテラ

BEVとしての先進性と実用性にさらに磨きをかけた、ソルテラの改良モデル。
ソルテラは、スバルがトヨタ(bZ4X)と共同開発した、スバル初のグローバルBEVとして2021年に発表された。BEVならではの新しい価値や、スバルが長年にわたって培ってきた「安心と愉しさ」という価値を詰め込んだSUVで、これまでユーザーの声に対応して実用性を中心に商品の進化を続けてきた。今回の改良では、BEVとしての先進性と実用性にさらに磨きをかけた。
エクステリアは、SUVとしての高い性能と、優れた空力性能を融合したデザインに、新意匠のヘッドランプとフロントバンパー、塗装を施したフロントとリアのアーチガーニッシュによって、都会的で洗練された上質なデザインを表現。さらに、発光式の六連星オーナメントと「SUBARU」ロゴの入ったリアゲートガーニッシュを採用して、ブランドの存在感を強調。
インテリアは、インパネ全体でシンプルな横基調の造形を施し、居心地の良さを感じさせる開放的なデザインに進化した。

前後とも意匠はかなり変更された、ソルテラの改良モデル。
電池および充電性能では、リチウムイオンバッテリー容量を拡大して従来モデルに対し航続距離を約25%向上。さらに、バッテリープリコンディショニングの搭載により、充電量10%から80%までの急速充電時間は約30分を実現し、あらゆる環境におけるバッテリーEVの実用性を高めた。
走行性能では、モーターの高出力化によりシステム最大出力233psへ向上。さらに、新しく追加した「XT」グレードでは、より高出力なモーターを採用してシステム最大出力338psを実現し、加速性能を進化させた。
また、スバルが培ってきた技術を活かしたサスペンションや電動パワーステアリングのセッティングや、新たなAWD制御の採用により、さまざまな路面でもドライバーがより意のままに操れる走りを実現した。ソルテラの改良モデルは、米国市場で2025年中の導入を予定している。
今回発表された2台は、いずれも米国仕様車で、日本仕様に関してはアナウンスされていない。だが、ソルテラの改良モデルは米国とあまり変わらない時期に発表されるのでは、と噂されている。