1974年のデビュー以来、最新型は8.5世代目となっている世界的ベストセラー車・VWゴルフ。初代モデルは1975年3月から日本への導入が開始され、今年で50周年を迎える。ここでは、その半世紀の足跡を辿った「VW ゴルフ クロニクル vol.1」(2025年2月25日発売)から、モーターマガジン誌1980年2月号で取材したゴルフ1に登場したコンバーチブルモデル「ゴルフ カブリオ」の試乗記事より、その抜粋した内容をお届けしよう。

活気のある82馬力 4気筒エンジン

画像: ボッシュKジェトロの燃料噴射を装着し、1588cc直列4気筒から82PS/5500rpm、12.2kgm/3200rpmのパワーを発揮するEJ型。活発なレスポンスを示し、960kgの重さなど全くハンディとしない。

ボッシュKジェトロの燃料噴射を装着し、1588cc直列4気筒から82PS/5500rpm、12.2kgm/3200rpmのパワーを発揮するEJ型。活発なレスポンスを示し、960kgの重さなど全くハンディとしない。

パワーソースは今さら言う程もない、すぐれた1.6LガソリンSOHC4気筒で、ボッシュの機械式燃料噴射装置によりフューエルコントロールされる。例によってレスポンスの良さと、この上ない良好なギア比によって気持ちの良い加速感を味わえるし、とても直列4気筒と思えない。ロータリーエンジン並のスムーズさは振動も極少で静寂である。

特にトップ装着時にはパッディングされた厚い幌のため、静粛性はすばらしく、風切音も伝わらない。6700回転からレッドゾーンになるエンジンは5500回転で82馬力(DIN)と、一見不足気味かに思えるが、どうして、並の100馬力を公称する同排気量の国産車とはおよそ較べものにならないくらい活発で、最高速も160km/hは可能なのだ。(…続きはムックにて)

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