2025年4月20日(現地時間)、WEC世界耐久選手権第2戦イモラ6時間の決勝がイタリアのイモラ・サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした51号車フェラーリ499P/フェラーリAFコルセ(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ組)が、熱狂的なティフォシ歓喜の中で総合優勝を飾った。トヨタGR010ハイブリッドは終盤表彰台圏内まで追い上げたが、8号車が5位、7号車は7位に終わった。

トヨタは表彰台圏内を争ったもののわずかに及ばず

終盤まで表彰台圏内にいたトヨタ勢は、ピットインのタイミングがあわず、5位、7位に終わった。

8号車トヨタは、タイムが僅差で連なる過密な状況をクリアすため、ライバルよりも早いタイミングで給油ピットインする戦略を選択。コース上では接近戦が繰り広げられ、ピットストップでの秒単位の争いも重要となる中、トヨタはピットストップを完璧にこなしたが、わずかに表彰台は叶わなかった。

フェラーリが連勝でシーズンをリードすることになったが、マシンの差はごくわずかで、トヨタ、ポルシェをはじめ、BMW、アルピーヌ、予選で好調だったキャデラック、プジョーを含め、まさに混戦模様となっている。

これでフェラーリがマニュファクチャラーズ、ドライバーズとも首位をキープ。トヨタは、マニュファクチャラーズランキングで3位(トップのフェラーリと39ポイント差)。ドライバーズランキングでは8号車が6位、7号車は7位で、それぞれトップを25、32ポイント差で追っている。

画像: 混戦の中、トヨタの2台はライバルとは異なる戦略で挑んだが、惜しくも表彰台には届かなかった。

混戦の中、トヨタの2台はライバルとは異なる戦略で挑んだが、惜しくも表彰台には届かなかった。

次戦WEC第3戦は、5月8日〜10日、ベルギー・スパ-フランコルシャンサーキットで「スパ-フランコルシャン6時間」が行われる。決勝レースは現地土曜日にスタートする。

2025年WEC世界耐久選手権第2戦イモラ6時間 決勝

1位 51 フェラーリ 499P・フェラーリAFコルセ(グイディ/カラド/ジョビナッツィ) 212周
2位 20 BMW MハイブリッドV8・BMW M(ラスト/フラインス/リンデ) +8.490s
3位 36 アルピーヌA424(グーノン/マコヴィッキィ/シューマッハ) +12.450s
4位 83 フェラーリ 499P・AFコルセ(クビサ/イーフェン/ハンソン)+20.597s
5位 8 トヨタGR010ハイブリッド(ブエミ/ハートレー/平川亮)+23.210s
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7位 7 トヨタGR010ハイブリッド(コンウェイ/小林可夢偉/デフリース)+31.478s

2025年WEC世界耐久選手権ドライバーズランキング(第2戦終了時)

1位 グイディ/カラド/ジョビナッツィ(フェラーリ) 50
2位 クビサ/イーフェン/ハンソン(フェラーリ)39
3位 フォコ/モリーナ/ニールセン(フェラーリ)38
4位ラスト/フラインス/リンデ(BMW)27
5位 ファントール/マルチェロ/マグヌッセン(BMW)26
6位 ブエミ/ハートレー/平川亮(トヨタ)25
7位 コンウェイ/小林可夢偉/デフリース(トヨタ)18

2025年WEC世界耐久選手権マニュファクチャラーズランキング(第2戦終了時)

1位 フェラーリ 92
2位 BMW 63
3位 トヨタ 53
4位 アルピーヌ 15
5位 ポルシェ 12
6位 キャデラック 11
7位 プジョー 10

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