「中国において、中国のための」戦略から生まれたNEV
フォルクスワーゲン ブランドのCEOであるトーマス・シェーファーは、3台のコンセプトカーを前に語った。

写真左から、ID.ERA、ID.AURA、そしてID.EVO。
「この3台のコンセプトカーは、私たちの『中国において、中国のために(In China, for China)』戦略の目に見える成果です。私たちは、中国における外資系自動車メーカーの中でトップの地位を維持するために、必要な準備をすべて整えました」
フォルクスワーゲンは中国の合弁パートナーとともに、上海モーターショーで3台の新しいコンセプトカーを発表した。ID.AURA(from 一汽フォルクスワーゲン)、ID. ERA(from 一汽フォルクスワーゲン)、ID.EVO(from フォルクスワーゲン安徽)の3台は、新世代のスマート電気自動車を代表するもので、今後数年間の製品戦略を予見させるものである。
フォルクスワーゲンは2027年末までに、中国市場の関連セグメントで30以上の新モデル(20のNEV:新エネルギー車を含む)を投入する計画だ。これらのモデルには、現在上海で発表されているコンセプトカーの市販バージョンが含まれる予定で、そのデザインとテクノロジーは中国の顧客のニーズに合わせて特別に仕立てられている。
2025年4月22日(火)の夜に開催されたフォルクスワーゲン グループ ナイトで、この3台のコンセプトカーが初公開された。これらは、他の多くのフォルクスワーゲン車とともに、5月初旬まで上海モーターショーに展示される。この3台は、新エネルギー車だ。中国では、このカテゴリーにはピュアEVのほか、プラグインハイブリッド車やレンジエクステンダー車も含まれる。
上海で発表されたコンセプトカーの市販バージョンは、全車に高度な自動運転のためのAIベースのシステムが搭載される。これにより、早ければ2026年にもレベル2++に到達し、ドライバーの監視のもと、追い越しや右左折、単独での合流など、特定の状況下で完全な自律走行が可能になる。