2025年6月20日、フォルクスワーゲンの新型ミニバン「ID.Buzz」が発表されました。そのプレス発表会終了後、東京・六本木周辺でID.Buzz Pro ロングホイールベースにチョイ乗りする機会を得ました。ここでは、その国内試乗第一報をレポートします。
ようやく日本の道を走る時がきた!
件のような時代の要請という煽りもうけながら、2022年についにID.Buzzの市販化が実現します。当然に日本市場への導入もかねてより計画されており、これまで全国各地の自動車イベントにおいても、参考出品として海外仕向けのID.Buzzが展示されたことがありました。
そしてやっとこさ、2025年6月20日に正式導入が発表されました。となると、さすがにデザイン的には新鮮味も欠けてきたかな・・・と思いきや、実車を改めて確認すると、やはりその強烈なインパクトはまったく新鮮に映ります。

ID.Buzz Pro ロングホイールベースのボディサイズは、全長4965×1985×1925mm。ホイールベースは3240mmで、同時発表されたショート版と比べると全長およびホイールベースが250mm延伸されている。
しかも、後述する20分程度の公道試乗中には、幾度となく歩行者や対向車の乗員からの視線を浴びました。まるでスーパーカーを乗っているような気分にさえなるほどに。ID.Buzzというモデルはそれほどに、日本の道にはいまだ超・新鮮に映えていました。
そう、筆者はそのID.Buzzの日本発表会の直後、六本木の会場周辺を簡単にドライブする機会を得ることができました。試乗したモデルは、導入される2つのグレードの中でも全長およびホイールベースを250mm延伸させたロングホイールベースモデルにあたる「Pro ロングホイールベース」です。