シボレーは2025年6月17日、2026年型「コルベット ZR1X」を発表した。これは、コルベットの歴史において最もパワフルで、最もサーキットに焦点を当てたロードカーとして、パフォーマンスの新たなベンチマークを打ち立てるものだ。

比類なきパワーと革新的な電動4WDシステム

従来のZR1が先代モデルから受け継いだ後輪駆動方式に対し、コルベットチームは、パフォーマンスを新たな次元へと引き上げるために全輪駆動システムを採用した。

画像: コルベット ZR1X コンバーチブル(ZTKパフォーマンスパッケージ搭載)。ボディカラーはセブリングオレンジティントコート。

コルベット ZR1X コンバーチブル(ZTKパフォーマンスパッケージ搭載)。ボディカラーはセブリングオレンジティントコート。

2024年に登場した初のAWDコルベットであるE-Ray(イーレイ)で確立された基盤を基に、ZR1Xは、高電圧バッテリーパックとフロントアクスルを駆動する電気モーターを組み合わせ、V8エンジンでリアアクスルを駆動するハイブリッドシステムを搭載。

2つの動力源は物理的に接続されておらず、電動化されたシステムはプラグインを必要としない。充電は、フロントドライブユニットからの回生によって行われる。

E-Rayと同様にバッテリー容量は1.9kWhだが使用可能なエネルギーが増加し、ラップ性能が向上。この改良によりピーク動作電圧が上昇し、フロントドライブユニットからの出力が向上している。

画像: シャシの剛性化と低重心化のために、バッテリーパックはシャシの強固な中心部に低く配置されている。この堅牢なパックは、世界中のサーキットでテストされ、コルベットの24時間耐久テストをクリアしている。

シャシの剛性化と低重心化のために、バッテリーパックはシャシの強固な中心部に低く配置されている。この堅牢なパックは、世界中のサーキットでテストされ、コルベットの24時間耐久テストをクリアしている。

フロントアクスルに搭載されたコンパクトな電気モーターは、オンデマンドで186hp(189ps)と145lb-ft(197Nm)のトルクを発生。

E-Rayのフロントドライブユニットと同じ形状とサイズを維持しながら、ZR1Xのユニットは強化された内部コンポーネントとエネルギー配備の改善により、26hp(26ps)と20lb-ft(27Nm)のトルクをアップしている。

エンジンとモーターを合わせた最高出力は1250hp(1267ps)、最大トルクは1320Nmとなる。

画像: フロントアクスルにコンパクトな電動モーターを搭載。時速160マイル(約260km/h)までパワーを供給することができる。

フロントアクスルにコンパクトな電動モーターを搭載。時速160マイル(約260km/h)までパワーを供給することができる。

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