シボレーは2025年6月17日、2026年型「コルベット ZR1X」を発表した。これは、コルベットの歴史において最もパワフルで、最もサーキットに焦点を当てたロードカーとして、パフォーマンスの新たなベンチマークを打ち立てるものだ。
サーキットでの究極のパフォーマンスとオンロードでの快適性をバランス
ZR1Xの圧倒的なパワーを支えるのは、コルベット史上最大直径となる16.5インチのカーボンセラミック製ローターと、フロントアルコン製10ピストン、リア6ピストンキャリパーを組み合わせる。
このシステムはGMがテストした中で最も耐久性に優れ、180mphから120mphへの減速で1.9Gを達成した。

専用開発された堅牢なJ59ブレーキパッケージは、優れた耐熱性と超応答性を備えた全く新しい設計となる。
2026年型コルベットZR1Xは、妥協のない第8世代プラットフォームの究極の仕上げとしている。一日中快適なツアラーであり、直線でのロケットであり、そしてサーキットの武器でもある、まさにオールインワンの存在となる。
他のコルベットと同様、ZR1Xもクーペまたはハードトップコンバーチブルの2タイプのボディを設定する。(※日本仕様のE-RAYはクーペのみ)
ZR1Xはケンタッキー州ボウリンググリーンのGM組立工場で、米国および世界各地から調達された部品を用いて製造される。LT7エンジンは、熟練したエンジンビルダーによって手作業で組み立てられる。
価格と発売時期などの詳細は、生産が近づいた時点で改めて発表される予定だ。ちなみに日本での発売については言及されていない。

スポーティかつゴージャスな雰囲気を漂わせるZR1Xのインテリア。写真のインテリアカラーはサントリーニブルー。

左右で異なるカラーリングのスポーツシートを選択できる。