アストンマーティンは、英国で開催されたグッドウッド フェスティバル of スピードで「ヴァンテージ（Vantage）」の最もスポーティなバージョンである「ヴァンテージS」をグローバル ダイナミックデビュー。英国では受注を開始し、デリバリーは2025年第4四半期に開始される予定だ。
アストンマーティン車で最もパフォーマンスにフォーカス
DBX Sに続いて、「S」が車名の末尾に付けられたヴァンテージのハイパフォーマンス仕様となる、ヴァンテージS。
ヴァンテージは、2024年2月に発表された新世代アストンマーティンの第2弾だ。アストンマーティンでは「真のドライバーズ スポーツカー」と謳っている。ヴァンテージという名称が与えられたモデルとしては5代目、独立したモデルとしては3代目にあたる。
アストンマーティンでは、コアモデルに基づいた特別ハイパフォーマンス仕様は車名の末尾に「S」を付ける永年の伝統を、先日発表されたDBX Sから復活させた。このヴァンテージSは、それに続くモデルとなる。
フロントミッドに搭載されるメルセデスAMG由来の4.0L V8ツインターボエンジンは、最高出力は680psにアップ（最大トルクは800Nmのまま）された。スロットルペダルの重みとレスポンスで「S」の特性に合わせてチューンされ、ローンチコントロールも最適化された。その結果、0→60mph（約96km／h）加速は従来型より0.1秒向上して3.3秒に、0→124mph（約200km／h）加速は10.1秒を達成。最高速度は202mph（約325km／h）で変わらない。
サスペンションやパワートレーンのマウント、制御ソフトウエアなどに広範に加えられた一連の詳細な変更により、ヴァンテージSはより高い機敏性と、フィールやドライビングの愉しさ、そして安定性の向上がもたらされている。
0→100km／h加速は3.4秒、最高速度は325km／hというハイパフォーマンスを誇る。
