自動車専門誌、月刊モーターマガジンで連載している最新BEVの長期レポート。2025年3月からはヒョンデ KONA Nラインをテストしている。

ヒョンデが日本へ導入した2モデル目のBEV

長期テスト車に、KONA(コナ)Nラインを導入した。コナはヒョンデが日本へ投入した2モデル目のBEVだ。ヒョンデは日本への再参入時にZEVのみを販売すると表明しているので、先日発表されたインスターを含め、今後もBEVまたはFCEVが日本へ上陸することになる。

コナは全長4385mm、全幅1825mm、全高1590mm、ホイールベース2660mmとサイズ感も魅力である。バッテリーの総電力量は64.8kWh、最高出力150kW、最大トルク255Nmと、飛び抜けてハイスペックではないがとても扱いやすい。カタログに記載されている一充電航続距離は541km(WLTCモード)だが、実際に満充電にするとレンジは420kmぐらいを表示する。電費は、おおむね5.3〜6.2km/kWhぐらいである。

画像: 全長4385mm、全幅1825mm、全高1590mm、ホイールベース2660mm。

全長4385mm、全幅1825mm、全高1590mm、ホイールベース2660mm。

ドライブモードの違いによってメーター表示が変化、さらに走行可能距離も変わるが、それでも数kmレベルである。今回は、ほぼドライブモード「ECO」で走行したが、それで不満を覚えるような非力さを感じる状況はまったくなかった。ちなみにドライブモードは、ほかに「NORMAL」「SPORT」「SNOW」がある。

コナ Nラインには、フロント&リアバンパー/ウイングタイプリアスポイラー/19インチアルミホイール、Nロゴ&レッドステッチ付き本革巻ステアリングホイール、前席メタルドアスカッフプレート、アルカンターラ+本革コンビシート(レッドステッチ)、インテリア(Nロゴ、レッドカラーアクセント)などの専用アイテムが装備され、価格は506万円である。ベースとなるコナ ラウンジの489.5万円の16.5万円高だが、前述の装備群を見ると実にお買い得に感じられる。

画像: やや大ぶりなウイングタイプリアスポイラーが人目を惹く。

やや大ぶりなウイングタイプリアスポイラーが人目を惹く。

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