スバル レガシィ 2.5i アイサイトtS(2012年:限定モデル)

2.5i tSはセダンのB4とワゴンで限定300台。フロントのアンダースポイラーが大柄なボディをさりげなく引き締めている。
「走る愉しさ」と「持つ悦び」にこだわり、量産車では実現できなかった味わいを深く追求し続けているSTIのコンプリートモデル“tS”シリーズに、初のNAエンジン × アイサイト Ver.Ⅱ搭載車が誕生した。ターボモデルとはまたひと味違った大人の走りを、堪能してみたい。
STIはニュルブルクリンク24時間レース参戦に代表されるように、スバルのモータースポーツ活動を支えているだけでなく、そのノウハウを生かしたコンプリートモデルを数々ラインアップしてきている。
中でもtSシリーズはエンジン本体には手を付けず、シャシ チューニングを徹底的に行うことで、ベースモデルのポテンシャルを最大限に引き出す。量販モデルではかなえることのできなかった魅力を、メーカーに代わって限定生産してくれている。燃費をはじめとする環境性能を維持しながら、走りの性能を進化させることで、メーカー直系のSTIならではの安心と信頼の高さが持ち味だ。
今回のレガシィ2.5i アイサイトtSは、そのネーミングが表しているとおり、tSシリーズ初の自然吸気エンジンと、アイサイト搭載モデルであることが大きなポイント。手が届きやすい価格設定もうれしい。
チューニングメニューは従来同様にスティフナーやタワーバーなどの採用による、ボディ強化が基本。サスペンションは快適性を失うことなく、誰が乗っても気持ちの良い走りをテーマに開発された。ビルシュタインのダンパーと専用スプリングによって15mmローダウンされたフォルムは、専用の18インチホイールと相まって大きなボディを感じさせないアスリート感を演出している。メーカー直系だけに低い車高にあわせてアイサイトのセッティングも再設定。誤動作の心配は少ない。

エンジンはノーマルのままだが、ボンネットを開けるとSTI製のフレキシブルタワーバーが目をひく。エンジンカバーも専用装備。