フェラーリ ローマの後継として登場した、新型の2+2クーペ「アマルフィ(Amalfi)」が日本でも初披露された。そのディテールを写真で紹介しよう。

前モデルのローマよりモダンに、かつパワフルに

アマルフィは、モダンなエレガンスとハイパフォーマンスを完璧に融合し、グランドツアラーのコンセプトを進化させたスポーツカーだ。その車名は、イタリア南部の風光明媚な海岸地帯に由来する。

スタイリングは前モデルのローマをベースにしているが、さらに彫り込まれたモダンなフォルムを追求している。伝統的なグリルを廃したフロントまわりは、ボディ同色のパネルとダークカラーの帯が特徴的で、その下のスプリッターが車幅を広く見せる。ボディサイドにはくさび形のテーマが流れ、リアは全体を取り囲むラインをコンパクトなテールが締めくくっている。

インテリアはローマのデュアルコクピットを継承し、ドライバーとパッセンジャーを二つの空間で包んで、ダッシュボード〜ドアパネル〜センタートンネルを視覚的に繋いでいる。HMI(ヒューマン マシン インターフェース)は刷新され、ドライバーの目前には15.6インチのデジタル インストルメントクラスター、ダッシュボード中央には10.25インチのタッチスクリーン、助手席前には8.8インチのディスプレイが備わる。

フロントミッドに搭載される3.9L(正確には3855cc)のツインターボV8は7500rpmで640psを発生し、最高回転数は7600rpm。これに変速の滑らかさと速度を高めた8速DCTが組み合わされる。フェラーリならではの音質を損なうことなく噪音規制に準拠するよう、新たなサイレンサー レイアウトも開発された。

次世代のADASをはじめ、スマートフォンとのリンクや専用アプリで遠隔での車両状況確認など、現代のスーパースポーツカーらしく安全&快適装備もハイレベルで充実している。また、前モデルのローマにもオープンモデルのスパイダーが設定されていたから、このアマルフィにも近い将来スパイダーが登場することも間違いないだろう。

フェラーリ アマルフィ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4660×1974×1301mm
●ホイールベース:2670mm
●車両乾燥重量:1470kg
●エンジン:V8 DOHCツインターボ
●総排気量:2992cc
●最高出力:470kW(640ps)/7500rpm
●最大トルク:760Nm(77.5kgm)/3000−5750rpm
●トランスミッション:8速DCT
●駆動方式:トランスアクスル式FR
●燃料・タンク容量:プレミアム・80L
●最高速度:320km/h
●0→100km/h加速:3.3秒
●WLTCモード燃費:未発表
●タイヤサイズ:前245/35R20、後285/35R20
●車両価格(税込):3418万円〜

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