専用サスペンションと4WD設定がもたらす走りの進化
走行性能においても「RS」は特別だ。e:HEV RS専用のローダウンサスペンション(ー15mm)を採用し、車高を低く設定することで安定感を高めるとともに、よりダイレクトなハンドリングを実現。
電動パワーステアリングの専用チューニングも施され、ステアリング操作に対する応答性が高められている。これにより、ワインディングロードや都市高速でも軽快でリニアな走りを楽しめる。

15mm低く設定したローダウンサスペンションを採用。
さらに、先代のヴェゼルRSには設定がなかった「4WD」を初めて採用。悪天候時の安定性や雪道での走破性が加わったことで、幅広いユーザーのライフスタイルに対応できるようになった。スポーティーでありながら、日常からアウトドアまで安心して選べる1台へと進化している。
全高は1545mmに抑えられており、都市部で一般的な機械式立体駐車場に入庫可能なサイズとした点も注目だ。SUVでありながら駐車環境を気にせず選べる利便性は、都市生活者にとって大きな魅力になる。
ヴェゼル本来の広い室内空間と優れた荷室アレンジは健在で、日常の買い物から週末のレジャーまで幅広く対応。都市型SUVとしての快適性と実用性を兼ね備えつつ、スポーティーな走行性能を加えたのが「RS」最大の特徴といえる。

全高1545mmに設定し、一般的な機械式の立体駐車場を利用可能だ。
ヴェゼル e:HEV RSは、従来のヴェゼルが持つ“上質・実用性・快適性”といった価値に加え、スポーティなデザインと専用チューニングによる走行性能をプラスしたグレードである。
都市生活に適したサイズや駐車場対応といった利便性を損なわず、4WDの追加によってアウトドアや雪道にも対応可能となった。まさに“アーバン スポーツ ヴェゼル”という新たなポジションを開拓するモデルだ。
SUV市場においてデザインや走りで差別化を図る競争が激しさを増す中で、この「e:HEV RS」はヴェゼルの存在感をさらに強める武器となるだろう。発売を前にしてすでに高い注目を集めるこの新グレードが、ユーザーにどのように受け入れられるか、今後の動向が楽しみである。

フロントとリアにレッドの「RS」のエンブレムを装着。

