気温の高い日中にレースはスタート、陽が暮れた夜中にフィニッシュ
こうした中で迎えるWEC第8戦最終戦バーレーン8時間の舞台は、1周5.412kmのバーレーン・インターナショナル・サーキット。15のコーナーで構成されるコースレイアウトは、高速コーナーと低速セクションを併せ持ち、路面のグリップレベルが高く、またタイヤ摩耗も激しいことで知られ、タイヤマネージメントという点でも難しいコースとなっている。
コースは平坦で、砂漠地帯のため雨の心配はまずないが、強い風と周囲の砂漠からやってくる砂塵が大きな問題となる。
ドライバーからも走るのが楽しいサーキットと好評で、特にターン5からの高速セクションは流れるように速く、その先に続くヘアピンでは追い抜きのチャンスもある。ただし、昼にスタートし、夜間にゴールするレースは温度変化が大きく、マシンのセットアップをどこに合わせるかも重要なポイントとなる。

バーレーン・インターナショナル・サーキットは砂漠の中に作られたレーシングコース。強い風に乗ってやってくる砂塵が大きな問題となる。

バーレーン8時間の舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットのコース図。全長5.412km、4本のストレートに15のコーナーが組み合わされたストップ&ゴー型レイアウト。高低差が少なくランオフエリアが広く安全性が高いため、激しいバトルが繰り広げられる。また、路面のグリップレベルが高く、タイヤ摩耗が激しいことで知られる。
2025年WEC第8戦「バーレーン8時間」ハイパーカークラス エントリーリスト
007 アストンマーティン ヴァルキリー/アストンマーティン トールチーム
009 アストンマーティン ヴァルキリー/アストンマーティン トールチーム
5 ポルシェ963/ポルシェペンスキーモータースポーツ
6 ポルシェ963/ポルシェペンスキーモータースポーツ
7 トヨタGR010ハイブリッド/トヨタGAZOOレーシング
8 トヨタGR010ハイブリッド/トヨタGAZOOレーシング
12 キャデラックVシリーズ/ハーツチームイオ
15 BMW M ハイブリッド V8/BMW Mチーム WRT
20 BMW M ハイブリッド V8/BMW Mチーム WRT
35 アルピーヌA424/アルピーヌエンデュランスチーム
36 アルピーヌA424/アルピーヌエンデュランスチーム
38 キャデラックVシリーズ/ハーツチームイオタ
50 フェラーリ499P/フェラーリAFコルセ
51 フェラーリ499P/フェラーリAFコルセ
83 フェラーリ499P/AFコル93 プジョー9X8/プジョートタルエナジーズ
94 プジョー9X8/プジョートタルエナジーズ
99 ポルシェ963/プロトンコンペティション
WEC第8戦「バーレーン8時間」 は、11月6日木曜日の2回の90分間にわたる公式練習セッションで幕を開け、11月7日金曜日の16時40分から行われるハイパーカーの予選とハイパーポールでスターティンググリッドを決定。決勝レースは11月8日土曜日14時にスタートが切られ、日暮れ後、夜間にゴールを迎える。
2025年WEC第8戦「バーレーン8時間」 タイムスケジュール
フリー走行1回目:11月6日木曜日12時15分〜13時45分(日本時間18時15分〜19時45分)
フリー走行2回目:11月6日木曜日17時〜18時30分(日本時間23時〜24時30分)
フリー走行3回目:11月7日金曜日12時〜13時(日本時間18時〜19時)
ハイパーカー予選:11月7日金曜日16時40分〜16時52分(日本時間22時40分〜22時52分)
ハイパーポール:11月7日金曜日17時〜17時10分(日本時間23時〜23時10分)
決勝:11月8日土曜日14時〜22時(日本時間20時〜9日日曜日04時)

