2025年11月6日〜11月9日、WEC(世界耐久選手権)第8戦「バーレーン8時間」がバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる。2025年WECシリーズは、4つの大陸を巡り、いよいよ最終戦を迎えまる。WEC第8戦バーレーン8時間の決勝レースは8日土曜日現地時間14時(日本時間20時)にスタートが切られる。

最終戦に持ち越されたチャンピオン決定

世界に名だたる8メーカーが開発したハイパーカーによる2025年WECの戦いは、開幕からフェラーリが4連勝を飾りライバルを圧倒。シーズン前半は50号車と51号車のワークスチームと、83号車のプライベートチームによる事実上「フェラーリ対フェラーリ」の構図となっていたが、ル・マン24時間を終え、シーズン後半に入ると、第5戦サンパウロ6時間ではキャデラックが1-2フィニッシュ、第6戦ローンスター・ル・マンではポルシェが優勝、前戦第7戦富士6時間ではアルピーヌが快勝、一転して混戦模様になってきた。プジョーも第6戦で3位、前戦第7戦も2位表彰台を獲得するなど調子を上げてきた。

このレースでタイトル確定の可能性があったフェラーリはポイントを伸ばせず、ポルシェが3位、4位に入ったため、マニュファクチャラーズ部門、ドライバー部門ともに、王者決定は最終戦に持ち越しとなった。

ちなみに、第8戦バーレーン8時間は通常よりもレース距離が長くなるため、優勝に38ポイント(通常は25ポイント、ル・マン24時間は50ポイント)、2位に27ポイントが与えられる。またポールポジションには当該マニュファクチャラー、当該車両の全ドライバーに1ポイントが追加される。

画像: シーズン開幕4連勝を飾ったフェラーリが、ここ3戦では勝てず、一転して混戦模様になってきた。

シーズン開幕4連勝を飾ったフェラーリが、ここ3戦では勝てず、一転して混戦模様になってきた。

【参考】2025年WEC世界耐久選手権スケジュール/優勝車

第1戦:2月28日/カタール1812km(カタール)/優勝50号車フェラーリ
第2戦:4月20日/イモラ6時間(イタリア)/優勝51号車フェラーリ
第3戦:5月10日/スパフランコルシャン6時間(ベルギー)/優勝51号車フェラーリ
第4戦:6月14-15日/ル・マン24時間(フランス)/優勝83号車フェラーリ
第5戦:7月13日/サンパウロ6時間(ブラジル)/優勝12号車キャデラック
第6戦:9月7日/ローンスター ル・マン(USA)/優勝6号車ポルシェ
第7戦:9月28日/富士6時間(日本)/優勝35号車アルピーヌ

【参考】2025年WEC世界耐久選手権マニュファクチャラーズランキング(第7戦終了時)

1位 フェラーリ 204
2位 ポルシェ 165
3位 キャデラック 143
4位 トヨタ 105
5位 アルピーヌ84
6位 BMW78
7位 プジョー 758位 アストンマーティン12

【参考】2025年WEC世界耐久選手権ドライバーズランキング(第7戦終了時)

1位 グイディ/カラド/ジョビナッツィ(51フェラーリ)115
2位 クビサ/イーフェン/ハンソン(83 フェラーリ)102
3位 エストレ/ヴァンスール(6 ポルシェ)94
4位 リン/ナト/スティーブンス(12 キャデラック)81
5位 フォコ/モリーナ/ニールセン(50 フェラーリ)7
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6位 コンウェイ/小林可夢偉/デフリース(7 トヨタ)50
11位 ブエミ/ハートレー/平川亮(8 トヨタ)39

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