ホンダは2025年11月7日、上級ミニバン「オデッセイ」を一部改良して発売した。今回の改良では、ユーザーからの声を反映し、2列目に大型ロールサンシェードを全グレード標準装備としたほか、日本初導入となる新ボディカラー「ダイヤモンドダスト・パール」を追加設定。より快適で上質な移動空間を追求した仕様としている。

2列目大型ロールサンシェードを全タイプに標準装備し利便性を向上

ユーザーからの要望が多かった2列目大型ロールサンシェードを全タイプに標準装備とした点も注目だ。日射の強い夏場やプライバシーを確保したいシーンで重宝する装備であり、家族での長距離移動や小さな子どもを乗せるユーザーにとってはうれしい改良といえる。

このほか細部の質感向上やカラーラインアップの見直しなど、日常での使い勝手と上質感の両立が図られている。まさに“ミニバンでありながら高級車のような快適性”を求める層に向けたブラッシュアップだ。

画像: キャプテンシート間のアームレストに格納式テーブルを装備。ドリンクを安定して置ける実用的な設計。

キャプテンシート間のアームレストに格納式テーブルを装備。ドリンクを安定して置ける実用的な設計。

画像: 助手席前にはティッシュボックスがそのまま入る大型収納を確保。日常使いの快適さを追求した装備だ。

助手席前にはティッシュボックスがそのまま入る大型収納を確保。日常使いの快適さを追求した装備だ。

ラインアップは「e:HEV ABSOLUTE」「e:HEV ABSOLUTE・EX」「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」の3タイプで、価格(税込)はそれぞれ508万6400円、528万6600円、545万500円。いずれも7人乗り仕様で、全車ハイブリッドFFモデルとなる。

なお、ボディカラーによっては追加料金が発生し、ダイヤモンドダスト・パールは6万6000円(消費税込み)高となる。

画像: 3列目シートは床下収納式で、必要に応じて広大なラゲッジルームに変化。使い勝手の高さが光る設計。

3列目シートは床下収納式で、必要に応じて広大なラゲッジルームに変化。使い勝手の高さが光る設計。

トヨタ・アルファード/ヴェルファイア、日産・エルグランドといった高級ミニバン市場において、オデッセイは“走りと上質の両立”を強みとする独自路線を貫いてきた。今回の改良では装備の充実とデザイン性の向上により、家族用途だけでなく、ビジネスユースや送迎シーンなど幅広い需要にも対応する一台となった。

ホンダはオデッセイを通じて、「人中心のパッケージング」と「運転の楽しさ」を両立させるミニバン像を提案し続けている。静かで快適、そして品格ある走り。今回の改良は、その完成度をさらに高める一歩といえるだろう。

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