2025年11月20日、ポルシェジャパンはフル電動モデルとなった新型「カイエン エレクトリック」および「カイエン ターボ エレクトリック」の予約受注を開始した。

ICEモデルやハイブリッドモデルと並行してBEVを設定

カイエンは、ポルシェのラージクラスSUVだ。初代は2002年に発表され、現行型は2017年に発表された3代目にあたる。現行型はICE(内燃エンジン)モデルとハイブリッドモデルをラインナップしているが、今回、並行してフル電動モデルのBEV(バッテリー電気自動車)が追加設定された。

画像: エントリーグレードとなる、カイエン エレクトリック。

エントリーグレードとなる、カイエン エレクトリック。

カイエン エレクトリック(以下、カイエン)とカイエン ターボ エレクトリック(以下、ターボ)はどちらも4WDで、電子制御ポルシェ トラクション マネジメント(ePTM)を装備。ターボの0→100km/h加速は2.5秒、最高速度は260km/hに達する。さらにローンチコントロールを作動させると最高出力850kW(1156ps)と最大トルク1500Nmを発生する。ターボはリアアクスルの電気モーターを直接オイル冷却することで、高い連続出力と効率を確保する。通常走行モードでは、最高出力630kW(857ps)を発生。プッシュ to パス機能により、ボタンを押すだけで130kW(176ps)を10秒間追加で作動させることができる。

カイエンは、通常は最高出力300kW(408ps)、ローンチコントロールを使用すると最高出力325kW(442ps)と最大トルク835Nmを発生し、0→100km/h加速は4.8秒、最高速度は230km/hに達する。いずれもエネルギー回生は、フォーミュラEと同レベルの最大600kWの回生出力を達成する。

シャシではポルシェ アクティブサスペンション マネジメント(PASM)を備えたアダプティブ エアサスペンションが両モデルに標準装備され、後輪を最大5度操舵するリアアクスル ステアリングを装備することができる。

駆動用バッテリーの総電力量は113kWhで、航続距離(複合WLTP)はカイエンで最大642km、ターボで最大623km。急速充電なら16分以内に10%から80%まで増加させることが可能で、10分以内にカイエンなら325km、ターボなら315kmの航続距離のエネルギーを追加できる。

画像: 上級グレードの、カイエン ターボ エレクトリック。

上級グレードの、カイエン ターボ エレクトリック。

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