2025年12月24日、レクサス RZの改良型が発売された。それに先駆けて袖ヶ浦フォレストレースウェイを拠点に行われた試乗会で、レクサス初採用となる新機構「ステアバイワイヤ」と「インタラクティブマニュアルドライブ」を体験。BEVによる新しい世界を見ることができた。(撮影:永元秀和)

コーナーが続いてもクイックな操作感

画像: ステアバイワイヤの操作には多少の慣れが必要で、当日も事前に専用コースを走って丸ハンドルとの違いを確かめつつ走行した。とはいえ、走り出すと少ない操作量でワインディングのコーナーを次々に曲がる様はとても気持ちよく、その新しい操縦感覚に思わず、既存のモデルとは違う乗り物に乗っているような感覚に陥った。

ステアバイワイヤの操作には多少の慣れが必要で、当日も事前に専用コースを走って丸ハンドルとの違いを確かめつつ走行した。とはいえ、走り出すと少ない操作量でワインディングのコーナーを次々に曲がる様はとても気持ちよく、その新しい操縦感覚に思わず、既存のモデルとは違う乗り物に乗っているような感覚に陥った。

さっそく操縦桿のようなグリップを握り走り出すと、低速時にはクイックに反応し、少ない舵角で曲がることができる。左右角は200度で、ロックトゥロックは1.1回転。つまり既存の丸ハンドルのどんなモデルよりも少ない操舵量でクルマの向きを変えることができる。

荒れた路面でもキックバックを抑えてくれるから、ハンドルがとられたり微調整をほぼ必要としない。また、高速域では一変してスローになるので、安定して(ハンドルを微調整せずとも)走ることができる。面白いのは、ワインディングロードでクルマのノーズの向きとハンドルの角度がほぼ同じような感じで曲がっていくこと。この感覚が実に気持ちいい。

しかし、これもRZ開発陣の努力の賜物で、2022年の開発当初から左右角の変更(150→200度)をはじめ、熟成に熟成を重ねている。それゆえにその操作感は滑らかで、不自然なところは一切ない。ステアバイワイヤに長時間乗っていると既存の円形ハンドルに戻れなくなってしまいそうなほど。

その新感覚の操縦性はもちろんだが、さらに驚いたのは「インタラクティブマニュアルドライブ」だ。これが想像以上にリアルだった。擬似サウンドや演出と聞くと、レースゲームのような感覚を思い浮かべる人もいるだろう。しかし、実際はMモードで1速で加速した際に、その鋭い加速力に思わず(擬似)レブリミッターに当ててしまい、エンジン車のように「まずい・・・」と心が傷んだほど。

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