2025年12月24日、レクサス RZの改良型が発売された。それに先駆けて袖ヶ浦フォレストレースウェイを拠点に行われた試乗会で、レクサス初採用となる新機構「ステアバイワイヤ」と「インタラクティブマニュアルドライブ」を体験。BEVによる新しい世界を見ることができた。(撮影:永元秀和)

BEVだからできること

画像: センターコンソール上の「M」スイッチひとつで、BEVながら8段の仮想ギアを再現し、パドル操作と合わせてエンジン車のようなドライビングフィールを楽しめるようになる「インタラクティブマニュアルドライブ」。

センターコンソール上の「M」スイッチひとつで、BEVながら8段の仮想ギアを再現し、パドル操作と合わせてエンジン車のようなドライビングフィールを楽しめるようになる「インタラクティブマニュアルドライブ」。

実際は演出なので、レッドゾーンに入れようが、レブカウンターに当て続けて走行しても車両にダメージはない。しかし、モーターの出力特性(パワーカーブ)をエンジン車の特性に寄せているため、適切なシフトアップポイントを越えたらパワーが落ち込んだり、シフトチェンジ時のショックもあるので本当にエンジン車を運転しているような感覚になる。

加減速時のサウンドはセンターティスプレイの車両メニュー「アクティブサウンドコントロール」から大中小と3段階で選べるのだが、大で走っていると室内は中々の迫力でアクセルペダルに対する加速Gとパワーメーターの上昇とのリンクで高揚感が高まる。

この新型RZの試乗で、BEVでも運転が楽しめる未来が確実に見えた。これならば、サウンドはもちろん、パワーの特性やギア比だって自由自在に変えられるわけだ。スイッチひとつでローギアード、ハイギアード、V8、直4、パワー特性を高回転型にしたり・・・。BEVだからこそできるクルマづくり。こんな未来なら、きっと、悪くないはずだ。

画像: 初公開された特別仕様車600e Fスポーツパフォーマンス。313kWの最高出力やカーボンファイバーパーツ、20インチの対向ブレーキなど搭載した超高性能モデル。この仰天マシンの試乗記はまたの機会に。

初公開された特別仕様車600e Fスポーツパフォーマンス。313kWの最高出力やカーボンファイバーパーツ、20インチの対向ブレーキなど搭載した超高性能モデル。この仰天マシンの試乗記はまたの機会に。

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