積雪の難コンディションでソルベルグが殊勲のモンテ最年少優勝

今年のラリー・モンテカルロは雪が多く、ウェットのターマック、スノー、スラッシュと呼ばれるシャーベット状の融雪、そして完全なアイスが混在する、例年以上にチャレンジングなラリーとなった。
父ペターも成し得なかった世界最難関イベントでの優勝を、トヨタワークス加入初戦の息子オリバー・ソルベルグがあっさりと成し遂げた。
今年のラリー・モンテカルロはスタート前から悪天候が予想され、フタを開けてみれば、ひとつのステージの中にウエットのターマック、スノー、スラッシュと呼ばれるシャーベット状の融雪、そして完全なアイスが混在する、例年以上にチャレンジングなラリーとなった。
とくにその傾向が強かったのが木曜のナイトステージ、SS2。ここでソルベルグは、不安定なグリップにスタート順の早いドライバーたちが苦戦する中、2番手タイムのエバンスを31.1秒も引き離す圧倒的なベストタイムをマーク。モンテカルロ独特のルールでスタート順が同じまま臨む金曜日には3つのベストタイムをマークして、2番手以降との差を一気に1分以上に広げてしまった。
唯一と言っていい、あわやの場面は土曜日のSS12。ステージ後半で姿勢を乱してGRヤリスをコースオフさせてしまったソルベルグだったが、冷静にコースに復帰してなんとここでもベストタイムをマークしてしまう。
結局、SS2以降は首位を譲らずそのままフィニッシュ。2025年のエストニアでの初優勝に続く自身2勝目、モンテカルロ史上最年少での優勝という快挙を成し遂げた。
最終ステージフィニッシュ後のソルベルグは「まだ何が起きたか信じられない。このクルマでの初めてのターマックラリーだったんだ。本当にタフなラリーだった。僕を信じてくれたトヨタに感謝したい」と感激しきりだった。

WRC2026年開幕戦ラリー・モンテカルロを制したトヨタのオリバー・ソルベルグ(右)とエリオット・エドモンドソン。いきなりチャンピオン争いに名乗り出た。次戦ラリー・スウェーデンは得意のスノーイベントとなるだけにチャンスはさらに広がりそうだ。

