2モーターによる最高出力は646ps、最大トルクは904Nm!
ラグジュアリーカー ブランドとして名高いキャデラックだが、モータースポーツとの縁も深い。1950年のル・マン24時間レースに初参戦以来、長きにわたって挑戦してきたキャデラックが、その経験で培ったテクノロジーと走りへの情熱を、市販車として具現化したのがVシリーズだった。2004年に初の市販モデル「CTS-V」が登場して以来、多くのモデルをラインナップしてきた。
キャデラックのパフォーマンス サブブランドとして20年以上の歴史を持ち、GMのパフォーマンスのベンチマークにもなっているVシリーズだが、今回、初のフル電動SUVとなる「リリック V」が登場することとなる。

専用のサイドロッカーとダークカラーの大径ホイール、そしてブラック ルーフがSUVらしい力強さを主張する。
そのベースとなるキャデラック リリックは、2025年3月に日本でも導入されたブランド初の電気自動車(BEV)。一方でリリック Vは、BEVならではの俊敏かつシームレスな加速性能を最大限に活かして、卓越したスポーツ性能を発揮する。前後に搭載されたデュアルモーターで四輪を駆動し、最高出力646ps(475kW)/最大トルク904Nmを発生。5つのドライブモードの中でも、ローンチコントロールを利用できる「ヴェロシティマックス」モード(クローズドコースでのみ使用可能)では、0→96km/h(60mph)加速は3.3秒という異次元のパフォーマンスを発揮する。
そのハイパワーに対応すべく、サスペンションは専用にセットアップされたマルチリンク式で、ラグジュアリーSUVにふさわしい快適性を保ちつつ、力強い走りと優れた旋回性能を両立。フロントのブレーキシステムにブレンボの6ピストン パフォーマンスキャリパーを標準装備し、強力な制動力で圧倒的なパワーとトルクを受け止める。

フロントのボンネットを開けると、とくにカバーなども装着されずにモーターや補機類が収まっている。
またハンドルに備わるパドルで、回生ブレーキによる制動とエネルギー回生の効きを操作できる「バリアブル リジェン オンデマンド」はベース車のリリックと同様に搭載され、物理ブレーキのフェード現象を回避しつつ、感圧パドル操作のみで完全停止まで制御する。
