JMS2023での発表から約2年で予告どおりに市販を開始
1980年代後半にデートカーとして一世を風靡したホンダのスペシャリティクーペ、プレリュード。2000年9月に5代目が生産終了し、その名はホンダのラインナップから消えた。
時は流れて2023年、ジャパンモビリティショー(JMS)で発表された「プレリュード コンセプト」が2020年代の半ばに市販を目指して開発中とされ、予告どおり6代目プレリュードとして2025年9月に発売された。

2023年のJMSで発表された「プレリュード コンセプト」。市販車も、ほぼそのままのスタイリングで登場した。
グライダーからインスパイアされた伸びやかなクーペのスタイルは、使い勝手を考慮して歴代の2ドア ノッチバックから3ドア ハッチバックとされた。インテリアも滑空するような高揚感を感じさせるデザインとし、運転席と助手席のシートを作り分け、どちらにも快適な空間を目指した。
パワートレーンはホンダ独自の2モーター ハイブリッドシステム「e:HEV」に初の制御技術「ホンダ S+シフト」を採用。モーター駆動ながら仮想の8段変速で加減速時に緻密にエンジン回転数をコントロールし、あたかも有段変速機があるかのようなダイレクトな駆動レスポンスと鋭いシフトフィールを実現した。

美しいスタイルに、S+シフトでハイブリッドながらファン to ドライブな走りも味わえ、しかも燃費も悪くない。
今回、撮影のために試乗したが、19インチの40偏平タイヤを履いているとは思えないほど乗り心地は良い。S+シフトと組み合わされたハイブリッドによるパワートレーンは必要かつ十分な力強さもあり、ハンドリングも素直だ。ハイブリッドながらエンジン車のMT的にもドライブが楽しめるS+シフトは、今後のハイブリッドスポーツには必需品になるのではと思えた。
諸般の事情で市街地走行を中心に150kmほどの試乗だったが、車載の平均燃費計は19.7km/Lを記録した。カタログのWLTCモード燃費は23.6km/Lだから、実燃費は悪くないと思われる。
