最新ディーゼルを彷彿とさせるリーンバーン ターボ
乗り味は路面やスピードを問わず何ともしなやかで、同時に圧倒的なフラット感を演じることにまずは驚かされる。一方、この新エンジンが放つフィーリングは必要にして十二分に速く、日常シーンでもトルクフルだ。その走りは、同時に試乗したE350 ブルーテックのディーゼルエンジンにも引けをとらない、そんな印象だった。
正直いって、回転の上昇に伴うパワーの伸び感やサウンドの心地良さという点では、さほど特筆すべき部分はない。だが一方、ごく低回転域からディーゼルのごとき太いトルク感が得られるので、なるほどこれならば燃費も優れているだろうと、アクセルペダルを踏みながらにしてそんな感覚
を受けるのが印象的だった。

セダンと同時にワゴンも発表された。どちらも従来型に比べてリアビューはフロントほど変わっていない。
4WDシャシも選べるようになったE63 AMGにも試乗することができた。従来型よりもさらにパワーアップしたユニットを搭載することもあり、その速さは「もう手が付けられない」ほど。ウエットはもとより、ドライ路面でもより安心してアクセルペダルが踏み込めるのは、明らかに4WD仕様。左ハンドル仕様のみの生産というのが何とも惜しいところだが、EクラスのAMGモデルは、今後は4WDモデルが主流になっていくのかも知れない。
また一歩、自動運転に近付いたかと思わせるさまざまなドライバーアシスト システムの充実ぶりは、とてもここには書ききれないほど内容が多彩。それも含め、どこをとっても「完璧主義のメルセデス」を、あらためて実感させられた。

専用のフロントマスクが与えられたE63 AMG。駆動方式は4WDも選べるようになったが、左ハンドル仕様のみに設定される。
メルセデス・ベンツ E250 セダン(日本仕様) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4880×1855×1470mm
●ホイールベース:2875mm
●車両重量:1700kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1991cc
●最高出力:155kW(211ps)/5500rpm
●最大トルク:350Nm(35.7kgm)/1200-4000rpm
●トランスミッション:7速AT
●駆動方式:FR
●燃料・タンク容量:プレミアム・80L
●JC08モード燃費:15.5km/L
●タイヤサイズ:245/45R17
●当時の車両価格(税込):595万円



