2012年、MINIブランドに新しいモデル「スノーマン」が登場するという噂が流れた。次々とモデルバリエーションを拡大するMINIブランドに、一体どんなモデルが登場するのかと期待が高まったが、その正体は実はMINI カントリーマンのJCW仕様だった。Motor Magazine誌では正式発表を前に、そのプロトタイプに試乗しているので、今回はその模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2012年2月号より)

ブランド形成に重要なジョンクーパーワークスの存在

今回参加したのは、オーストリアのウインターリゾート「キュールタール」で開催された、「MINIスノーマン」というイベント名の雪上試乗会だが、実はカントリーマンのJCW仕様のお披露目であった。とはいえ正式発表は2012年3月のジュネーブであるから、今回我々が試乗できたのはプロトタイプだった。

ところでカントリーマンのJCW仕様と聞くと、現在MINIがワークス参戦している世界ラリー選手権との関係が気になる。これに関して、MINIの代表であるDr.カイ・ゼグラーはラリーモデルとの関係を否定しながら、「今後、JCWをM社で企画、開発されるMシリーズのようなスポーティハイエンドモデルとして位置づけるようにしたい」と語った。

最小限のカモフラージュで現れたプロトタイプは、インテリアとエンジンルームの撮影は許可されなかったが、それ以外はOKで、短時間だが試乗も許された。カントリーマンは3ドアのスタンダードMINIよりも150kg以上重いことから、他のJCW仕様並みの動力性能を確保するため、1.6L直4ターボエンジンのパワーはこれまでの211psより上げられている。

同時にシャシも強化され、フロントに直径を1mm太くしたスタビライザーを持ち、そして車高は10mm低くセットされている。また性能アップと重量増をカバーするためにブレーキも強化された。

オンロードを短距離走った限りでは、パワーは間違いなく十分である反面、快適性は少しも損なわれてはおらず、これならば家族を大事にするお父さんも安心して飛ばせるだろう。このカントリーマンJCWの欧州での販売は2012年3月末からで、価格は未定。日本への導入時期は発表されなかった。

ところで今回も、またMINIのアンバサダーであるラウノ・アルトーネンによる雪上ドライビングトレーニングが、サブイベントとして開催された。MINIはこうしたヒストリックカルチャーを大事にすることによってブランド力を向上させているのである。(文:木村好宏)

画像: 「もはやMINIじゃない」と言われながら、4ドアのスペーシーなMINIカントリーマンはMINIブランドの重要なモデルに成長。今回の試乗では、通常モデルと乗り較べることもできた。

「もはやMINIじゃない」と言われながら、4ドアのスペーシーなMINIカントリーマンはMINIブランドの重要なモデルに成長。今回の試乗では、通常モデルと乗り較べることもできた。

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