9年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたマツダ CX-5に試乗した。デザインや走りの魅力を継承しながら、静粛性や快適性、実用性を大幅に進化させた。激戦のDセグメントSUV市場の中で、改めて上質さを磨き上げたマツダの主力SUVの実力に迫る。(撮影:平野 陽)

内容を考えればかなりお買い得感ある価格設定

画像: 水平基調のダッシュボードの中央には15.6インチの大型のスクリーンが鎮座する。ここにはマツダ初のGoogleインフォテインメントを搭載。インテリアカラーはオプション設定のスポーツタン。

水平基調のダッシュボードの中央には15.6インチの大型のスクリーンが鎮座する。ここにはマツダ初のGoogleインフォテインメントを搭載。インテリアカラーはオプション設定のスポーツタン。

価格設定も競争力が高い。FFの「S」グレードにいたっては330万円からスタート。しかもそれでいてLEDヘッドライトやGoogleインフォテインメント(TVチューナー&AppleCarPlay/Android Auto対応)が標準装備。さらに上級グレードになるとBOSEサウンドシステム、360度カメラ、本革シート&シートベンチレーションまで装備して450万円を切る価格帯に抑えられている点も魅力だ。

さらに、新型でボディサイズを拡大した恩恵により、後席空間の広さは大幅に改善されており、これは体感できるほど。サイズ拡大は荷室容量の広さにも恩恵をもたらし、リアシートバックを倒せば身長180cm程度の大人が横になれるほどのスペースを確保。ファミリーユースやアウトドア用途への適性は従来型から確実に高められていた。

現在のマツダにはFRプラットフォームを採用したCX-60やCX-80といった「ラージ商品群」が存在するが、新型CX-5はそれらとは異なるキャラクターを与えられている。CX-60/CX-80がドライバーズカー寄りなのに対し、CX-5はよりコンフォート重視。それでいて走りの楽しさも忘れていない。

デザイン、走り、快適性、実用性、そして価格。そのすべてを高い次元でまとめ上げた新型CX-5は、マツダの屋台骨を担う主力SUVとして、さらに完成度を高めてきた。

画像: 荷室長は後席使用時で先代比+45mmの994mm、容量は466L。後席を倒せば最大1845mmまで拡大。フロアはフラットなので車中泊などにも十分活用できそうだ。

荷室長は後席使用時で先代比+45mmの994mm、容量は466L。後席を倒せば最大1845mmまで拡大。フロアはフラットなので車中泊などにも十分活用できそうだ。

マツダ CX-5 L 4WD 主要諸元

●全長×全幅×全高:4690×1860×1695mm
●ホイールベース:2815mm
●車両重量:1770kg
●エンジン:直4 DOHC+モーター
●総排気量:2488cc
●最高出力:131kW(178ps)/6000-6200rpm
●最大トルク:237Nm(24.1kgm)/3800-4000rpm
●トランスミッション:6速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・58L
●WLTCモード燃費:14.2km/L
●タイヤサイズ:225/55R19
●車両価格(税込):430万6500円

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