インサイトはBEVとして新たなスタートを切った
2026年の3月に発売が発表されたホンダインサイト。エポックメイキングなホンダ初のハイブリッド車として初代モデルが登場してから、時代の流れに沿って形を変えつつ代を重ね、今回のリリースで4代目となった。最新のインサイトは完全なバッテリー式のEV(BEV)だ。
そのインサイトに試乗が行える機会が得られたので、ホンダが作り上げた本格BEVの実力や乗り味をレポートしていこう。
実写を目の当たりにすると、写真の印象より、ややゆったりしたサイズに感じる。シャープなエッジを意識したデザインのせいだろうか。とは言え、街中での取り回しに気を使うというほどではない。キーを持ちドアに近づくと、ドアパネルと面一化しているフラッシュアウターハンドルがポップアップ。車両側から準備ができている体制であることを示しているかのようだ。

「存在感際立つ、個性派EV」を目指して開発された新型インサイト。ボディサイズは全長4785×全幅1840×全高1570mmでホイールベースは2735mmと、先代より全体的にひと回り拡大された。

アンビエントライトや空気清浄機、アロマディフューザーといった装備で心地よい室内空間を実現。
乗り込んでみると、インテリアのデザインの処理のおかげか、まずスッキリとした印象を受ける。シンプルでモダンな雰囲気でありながら、日常使いでも飽きが来ない雰囲気だ。メインスイッチを押しこみ始動させると、インパネの画面が立ち上がる。走り出す前に、事前説明で気になったアロマディフューザーを試す。
エアコンをオンにして機能を呼び出すと、少しの間を置いて徐々に香りが立ち上がってくるのが感じられる。その香りは3段階に効きを調整可能で、最弱の状態では意識を向けると感じるレベルに留まるが、室内に充満する頃には爽やかな空気に包まれた感覚で運転できる。香りは6種類用意され、そこから3種を車両に装備できるようになっている。

12.8インチのタッチディスプレイに多くの機能を集約。アロマディフューザーの香りやアンビエントライトのカラーなどもここから変更することができる。

ダッシュボード運転席側の脇から6種類用意されているアロマカートリッジのうち3種類まで装着できる。
