BMWが提唱する次世代コンセプト「ノイエ・クラッセ」を採用した第1弾モデル、新型「iX3」に試乗する機会を得た。まずは、そのファーストインプレッションをお届けしよう。

先に登場した現行型のX3の派生モデルではない

画像: コンパクトなキドニーグリルなど顔つきは大きく変わったが、「ノイエ・クラッセ」とはデザインだけの進化ではない。

コンパクトなキドニーグリルなど顔つきは大きく変わったが、「ノイエ・クラッセ」とはデザインだけの進化ではない。

BMWのSAV(スポーツ アクティビティ ビークル:BMWではSUVをこう呼ぶ)初のBEV(電気自動車)として、3代目のX3をベースにした初代のiX3が発表されたのは2020年(日本仕様は2021年に発売)。X3は2024年に現行型の4代目にフルモデルチェンジされ、そして今回、そのBEV版である2代目となる新型iX3も日本に導入・・・と思われそうだが、じつは現行型のX3と新型 iX3は、まったくの別モノ。新型 iX3は、BMWが提唱する次世代コンセプト「ノイエ・クラッセ(ドイツ語で『ニュークラス』の意味)」の第一弾となるモデルだ。

発表会で実車を見てはいたが、あらためてジックリ見てみると、いやパッと見だけでもX3とは別モノだというのがよく分かる。少し背の高い2ボックスというシルエットこそ共通だが、フロントマスクのキドニーグリルは幅の狭い縦型となり、独特な形状のLEDヘッドランプを組み合わせる。しかも、キドニーグリルやヘッドランプの周囲は発光し、存在感を強調する。

個人的には「フロントマスク=キドニーグリル」のようだった最近のBMW車に比べて、1960年代のノイエ・クラッセを彷彿とさせるコンパクトなキドニーグリルが作り出す顔つきのほうが好みだ。この後に登場する新型i3や新型iX5も同様のフロントマスクを採用していくようだから、今後のBMW車の顔つきがどう変わっていくのか楽しみだ。

SAV(SUV)ではあるものの端正にまとめられたサイドビューでは、やや張り出したホイールアーチやフラットなドアハンドルも特徴的。リアビューでは、BMW伝統のL字型テールランプは水平基調に再解釈したデザインとなり、ルーフスポイラーとバンパー下のディフューザーがリアエンドを引き締めている。いかにもBMWらしい、スポーティな佇まいだ。

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