2011年、MINIの4番目モデルとしてデビューしたMINI初のSAV(スポーツアクティビティビークル)「MINIクロスオーバー」が2世代目にフルモデルチャンジ。ボディが大きくなり、質感がアップし、装備が充実したプレミアムコンパクトモデルに仕上がっている。
画像: MINIクロスオーバーが2世代目にフルモデルチェンジ。

MINIクロスオーバーが2世代目にフルモデルチェンジ。

新型はディーゼルエンジンのみを日本導入

3月2日はミニの日。そう、3(ミ)、2(ニ)だ。その日に納車が開始される新型MINIクロスオーバーは、なんとも思い切りのいい戦略をとってきた。それは当面、ディーゼルエンジンのみを販売するというものだ。もともと従来のMINIクロスオーバー購入者の多くがディーゼルエンジン搭載車を選んでいる、ということもその理由だろう。それにしても大胆だ。
しかし、それは間違っていないだろう。このMINIクロスオーバーの魅力を存分に引き出すなら、ディーゼルモデルが最適だからである。

画像: ナビゲーションシステムは標準装備。

ナビゲーションシステムは標準装備。

ちなみにラインナップはクーパーDクロスオーバー(3,860,000円)、クーパーDクロスオーバーALL4(4,140,000円)、クーパーSDクロスオーバーALL4(4,830,000円)に加え、プラグインハイブリッドモデルのクーパーS E クロスオーバーALL4(4,790,000円)となる。そう、当面と書いたのは、秋にはプラグインハイブリッド車が導入されるのである。

画像: 全長、全幅、全高のすべてが拡大された。

全長、全幅、全高のすべてが拡大された。

新世代クリーンディーゼルを搭載したクーパーDクロスオーバーとクーパーDクロスオーバー ALL4のJC08モード燃費は21.3km/L、そしてクーパーSDクロスオーバーALL4は20.8km/Lとなる。ともに2L直4のMINIツインパワーターボエンジンと8速ATを組み合わせている。

画像: クリーンディーゼルエンジンのみ、当面、日本で販売される。

クリーンディーゼルエンジンのみ、当面、日本で販売される。

ゼロエミッション走行約40km(最長)が可能なPHEV

そして秋には日本へ導入されるプラグインハイブリッド(PHEV)が設定されているのも新しいMINIクロスオーバーのトピックスだろう。このPHEVは、最高出力136ps、最大トルク220Nmを発生する1.5L 3気筒ガソリンターボエンジンに最大出力88ps、最大トルク165Nmを発生する電気モーターを組み合わせている。もちろん、ALL4を名乗るのだから4WDシステムも搭載している。

装備の充実も見逃せないポイント

新型MINIクロスオーバーは、アクティブクルーズコントロール、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキ、ナビゲーションシステムを標準装備し、ほかにもヘッドアップディスプレイやパーキングアシスト、ワイヤレスチャージがオプションで用意されている。

そうそう、全長195mm、全幅30mm、全高を45mm拡大されたボディサイズにより室内も広くなった。その拡大分のほとんどはリアシートまわりに集中して使われている。リアのバックレストは40:20:40の分割可倒式で角度調整も3度可能になった。さらにトランク容量は従来より100L拡大され450Lである。これは使い勝がかなり向上したといっていいだろう。

そう、ミニじゃないMINIクロスオーバーの特徴は、こうした広い室内空間である。
それはMINI3ドアや5ドアがあるからこそできることだ。つまりミニのMINIなら、3ドアや5ドアがあり、ちょっとミニじゃないMINIがいいならクラブマンやこのクロスオーバーがある。以前はミニのMINIしか選べなかった。つまりミニじゃないMINIが欲しいひとは、ほかのクルマに行くしかなかったのだが、クロスオーバーがあれば、ずっとMINIの世界感に乗っていられるというわけだ。

画像: 40:20:40の分割可倒式となったリアシート。

40:20:40の分割可倒式となったリアシート。

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