フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、ゴルフ/ゴルフ ヴァリアント/ゴルフ オールトラックを約4年ぶりに刷新し、5月29日から発売を開始する。(タイトル写真は、フォルクスワーゲン グループ ジャパン 代表取締役のティル・シェア氏)
先進のデジタルインターフェースも採用
新型といっても、フルモデルチェンジではない。外観のデザイン変更や、先進のデジタルインターフェース、自動運転を見据えた運転支援システムと先進安全技術などを採用した、いわゆるビッグマイナーチェンジと言えるだろう。
つまり新型ゴルフは、「ゴルフ7.5」と言えるかもしれない。
外観では、前後バンパーのデザインを刷新し、フェンダーの奥まで切れ込んだ新形状のヘッドライトを採用してスポーティでシャープな印象を与えている。上級グレードにはLEDヘッドライトも採用。リアコンビランプは全車LEDを採用し、流れるウインカーをフォルクスワーゲンとして初採用した。
インテリアでは、12.3インチ大型ディスプレイのデジタルメータークラスター「アクティブ インフォ ディスプレイ」を初採用。表示はドライバーの好みで数種類のモードから選べる。
純正インフォテイメントシステムもスクリーンが大きくなり、全面フラットなタッチスクリーン式となった。さらにナビゲーションシステム「ディスカバー プロ」には、フォルクスワーゲン初採用となるジェスチャーコントロール機能を搭載している。
先進運転支援システムでは、渋滞時追従支援システム「トラフィックアシスト」を設定。レーンキープアシストとアダプティブクルーズコントロールをベースにしたシステムで、前後および横方向のくるまの動きを制御できるようになり、システムは限界内で自動的にステアリング操作と加速とブレーキングを行う。さらに、プリクラッシュブレーキシステムには、新たに歩行者検知機能を追加した。
また、GTIは230ps(従来型+10ps)、ゴルフ Rは310ps(同+30ps)へと、それぞれパワーアップし、ゴルフ Rは新開発の湿式7速DSGに採用した。
なお、本国仕様では1.4Lに替わって1.5L TSI Evoエンジンが搭載されたが、これの日本導入は少し先になりそうだ。
価格は、ゴルフ TSI トレンドライン(1.2L+7DSG)の249.9万円〜ゴルフ R ヴァリアント(2.0L+7DSG)の569.9万円。
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