1998年、WRCの頂点に君臨したランサーエボリューションVI
「MITSUBISHI LANCER Evolution VI:三菱 ランサーエボリューションVI」
![画像: ランエボは最終的にエボXまで作られるが、WRCにワークス参戦したのは、このエボVIが最後だ、](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/01/24/eda8b7e649b1a671b1c8b4308dd49a1c78c56c31_xlarge.jpg)
ランエボは最終的にエボXまで作られるが、WRCにワークス参戦したのは、このエボVIが最後だ、
1962年のマカオGPに三菱500で初参戦した三菱自動車は、その後ラリーを中心にモータースポーツ活動を展開する。
1972年にコルト1000Fでサザンクロスラリー(オーストラリア)に参戦し、1972年にA.コーワンがギャランで同ラリー初優勝を飾り、73年にはランサー1600GSRが1〜4位を独占した。
![画像: このカラーリングを模した「トミー・マキネン エディション」という特別仕様車がランエボVIには設定された。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/01/24/bf736d7bcc6bb63856277ab73df1f2c8562b6d47_xlarge.jpg)
このカラーリングを模した「トミー・マキネン エディション」という特別仕様車がランエボVIには設定された。
WRCでの勝利を目指した三菱は、ギャランで1973年のサファリラリーに初挑戦。74年、J.シンが操るランサー1600GSRはサファリラリーでデビューウインを飾る。76年には1〜3位を独占、篠塚建次郎もデビュー戦で6位に入賞する。
![画像: ドライバー前のメーターはシンプルに、ナビゲーター側の計器やスイッチ類は複雑になっていった。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/01/24/48fdf293383e8eea448598a1d17e1d1b08d53e9b_xlarge.jpg)
ドライバー前のメーターはシンプルに、ナビゲーター側の計器やスイッチ類は複雑になっていった。
オイルショックなどからラリー活動を停止していた三菱は、1981年からランサーEX2000ターボをベースにしたグループ4仕様でアクロポリスラリーから復帰。
93年にランサーエボリューションを投入すると、名手T.マキネンが96〜99年まで4年連続ドライバーズチャンピオンを獲得、98年にはマニュファクチャラーズとのダブルタイトルを獲得した。
![画像: WRC仕様のスペックは公表されていないが、当時のライバルなどと比較して300psと540Nmくらいは発生していたと推測される。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/01/24/d7d3b67e95107e4f70178cea78c308cdfdccb54c_xlarge.jpg)
WRC仕様のスペックは公表されていないが、当時のライバルなどと比較して300psと540Nmくらいは発生していたと推測される。
展示車両は90年代のWRCで活躍した、通称「ランエボ」の6代目。2001年の第69回ラリー・オートモービル・モンテカルロの優勝車だ。ドライバーは、もちろんトミ・マキネン。ちなみに、グループAでのワークス参戦は、このエボVIが最後となった。
![画像: 現在、ヒストリーガレージの2階では「昭和の外国製スポーツカー」を展示中。こちらも、お見逃しなく!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/01/24/05bc31847cd825649c38251bc9bad6049dc938c7_xlarge.jpg)
現在、ヒストリーガレージの2階では「昭和の外国製スポーツカー」を展示中。こちらも、お見逃しなく!
三菱 ランサーエボリューションVI(2001年) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4350×1770×1415mm
●ホイールベース:2510mm
●重量:1260kg
●エンジン:直4 DOHC+ターボ
●排気量:1997cc
●最高出力:280ps/6500rpm
●最大トルク:38.0kgm/3000rpm
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:横置き4WD
※諸元は市販車両のもの