5L V8の大排気量自然吸気エンジンを搭載し、サーキット走行もできる本格スポーツクーペ
「レクサス RC F(USC10型:2014年10月発売)」
レクサスの「F」が目指しているのは「操る楽しさ」の象徴だ。その頂点に君臨するのが究極の走りを体現した「LFA」であり、現在ではその下に、この「RC F」とセダンの「GS F」が位置する。
RC Fは2014年10月に登場。アグレッシブな意匠と、サーキット走行ができる本格的プレミアムスポーツカーであり、“F”のスポーツイメージをけん引していくモデルとなる。
ベースモデルのRCは2.5L ハイブリッドと3.5L V6のラインアップとなるが、RC FはこれまでのIS Fでも採用されていた5LのV8自然吸気エンジン2UR-GSE型を搭載する。
このエンジンはIS Fで当初、423ps/505Nmからスタートしたが、2019年5月にマイナーチェンジされたRC Fの現行型では481ps/535Nmにまでスペックを引き上げてきている。
ここで紹介している、限界域での走りを極めた高性能バージョン「パフォーマンスパッケージ」も設定された。
大排気量の自然吸気エンジンは扱いやすさと豪快さが同居する頼もしさを持ち合わせ、RC Fの開発テーマ「走りを楽しみたい人なら誰でも、運転スキルに関係なく笑顔になれるスポーツカー」であることを実感させてくれる。
RC F パフォーマンスパッケージ(現行型)主要諸元
●全長×全幅×全高:4710×1845×1390mm
●ホイールベース:2730mm
●重量:1720kg
●エンジン型式・種類:2UR-GSE型・V8 DOHC
●排気量:4968cc
●最高出力:481ps/7100rpm
●最大トルク:535Nm/4800rpm
●トランスミッション:8速AT
●タイヤサイズ:前255/35ZR19、後275/35ZR19
●価格:1404万円