みずから操る赤いチンクエチェント、それが500S マヌアーレ ロッサ
1950年代に登場したフィアットのヌオーバ(NUOVA)500をフィーチャーしたコンパクトカーで、500を意味する“チンクエチェント”という呼び名でも親しまれているフィアット500。日本で2008年に発売されてから、これまでMT仕様車が導入されたことは何度もあったものの、現在のグレードラインアップはすべて、自動変速機能を持つシングルクラッチの5速AMTが組み合わされている。
そして2019年6月5日、イタリア語で“みずから操る”という意味の「Manuale」と、“赤”を意味する「Rossa」を車名とした台数限定車「フィアット 500S マヌアーレ ロッサ」が発売された。80台限定で、車両価格は246万円となっている。
85ps/145Nmを発生する0.9L 直列2気筒ターボの「ツインエアエンジン」+5速MTという、組み合わせにより、通勤や買い物など日常のドライブでさえも楽しませてくれる仕様となっている。
ボディカラーは男女を問わず人気の鮮やかな赤“パソドブレレッド”を採用。ダークグレーの15インチアルミホイールやフォグランプ付フロントバンパー、サイドスカート、リアバンパーを装備。そのほかにもサテングレーのドアハンドルや、クローム仕上げのエキゾーストフィニッシャーなど、スポーツ感を演出する専用パーツを採用する。
また内装は、ブラックを基調にシートやドアトリムの一部に明るいアクセントカラーを挿入されている。
FIAT 500S Manuale Rossa 専用装備
500S専用デザインファブリックシート
専用インストルメントパネル
レザースポーツステアリングホイール(オーディオ/ハンズフリーコントローラー付)
500S専用シフトノブ
500S専用フロント/リアバンパー
500S専用サイドスカート
リアルーフスポイラー
サテングレー仕上げアクセントライン
サテングレー仕上げドアハンドル
サテングレー仕上げテールゲートハンドル
クローム仕上げエキゾーストパイプフィニッシャー
500S専用アルミホイール+185/55R15タイヤ
FIAT 500S Manuale Rossa 主要諸元
●全長×全幅×全高:3610×1625×1515mm
●ホイールベース:2300mm
●重量:1010kg
●エンジン種類:直2 ターボ
●排気量:875cc
●最高出力:85ps/5500rpm
●最大トルク:145Nm/1900rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:185/55R15