エンジン内部からチューニングし、ボディ剛性強化も怠りなく
300台限定! S206(2011年11月発表・発売)
![画像: エアロパーツは控えめだが、ボディの中身は徹底的に強化されていた。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/07/26/aefcac59211d64cad3433cd045c953453b3b1c55_xlarge.jpg)
エアロパーツは控えめだが、ボディの中身は徹底的に強化されていた。
3代目インプレッサに4ドアセダンが追加されたことで、久々にWRXに復活したSシリーズ モデルが、2011年11月に発表された、このS206だ。
STIモデルの最高峰にふさわしい走りを実現するために、エンジンも車体もフルメニューで仕立て上げられた。最高出力はノーマルの12ps増しの320ps/6400rpm、最大トルクが1kgm増しの44.0kgm/4400rpmとなるEJ20エンジンは、ピストン、クランクシャフト、コンロッドなどのバランス取りを行い、ボールベアリングターボ、専用ECU、低背圧スポーツマフラーなどを採用している。
![画像: ピストン、コンロッドの重量を合わせ高負荷/高回転時の振動を減らすとともに、専用ボールベアリングターボなどを採用。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/07/26/49dfe4f1fc669c90ed8fb0a3883e7c41d6b10d72_xlarge.jpg)
ピストン、コンロッドの重量を合わせ高負荷/高回転時の振動を減らすとともに、専用ボールベアリングターボなどを採用。
車体もフレキシブル・タワーバー、フレキシブル・ドロースティフナーなど、定番の強化を行っている。
この年のニュルブルクリンク24時間耐久レースでクラス優勝した車両により近い仕様のNBR CHALLENGE PACKAGE(チャレンジ・パッケージ)も限定100台ではあったが設定された。
![画像: コンソールにシリアルナンバープレートが装着されるほか、トリムパネルにピアノブラック塗装を採用して高級感も演出した。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/07/26/5b67ca3a901e4c0a6b77a08d5d67a7a36b556c78_xlarge.jpg)
コンソールにシリアルナンバープレートが装着されるほか、トリムパネルにピアノブラック塗装を採用して高級感も演出した。
WRX STI S206 主要諸元
●全長×全幅×全高:4605×1795×1465mm
●ホイールベース:2625mm
●重量:1470kg
●エンジン型式・種類:EJ20・対向4 DOHCターボ
●排気量:1994cc
●最高出力:320ps/6400rpm
●最大トルク:44.0kgm/4400rpm
●燃料・タンク容量:プレミアム・60L
●トランスミッション:6速MT
●サスペンション前/後:ストラット/ダブルウイッシュボーン
●ブレーキ前/後:Vディスク/Vディスク
●タイヤサイズ:245/35ZR19
●価格:540万7500円