現行型ロードスター(ND)の特別・限定・追加モデルなどを紹介するこの企画の第2弾は、2015年10月に追加導入された「RS」だ。

究極の人馬一体を追求したロードスター、それが「RS」

画像: ステアリングとアクセルワークで自在にクルマの動きを操れる優れたコントロール性を実現。

ステアリングとアクセルワークで自在にクルマの動きを操れる優れたコントロール性を実現。

2015年5月、4代目ロードスターとして誕生した現行型ロードスターは、同年9月に追加されたモータースポーツベース車「NR-A」に続き、翌月10月には、走りと豪華装備を追求した新グレード「RS」が追加された。

足回りには、この企画の「ND編1」で、紹介した「NR-A」にも採用されたビルシュタイン製ダンパーを装着する。しかし、モータースポーツベース車のNR-Aは、サーキットでのセッティングも考慮した「車高調整機能付タイプ」を装着するが、RSには車高調整機能は装備されない。よってサスペンションの前後スプリングとスタビライザー、電動パワーステアリング制御は、Sスペシャルパッケージ(6速MT仕様)と同じだ。

前後280mmの大径ディスクローターを標準装備

画像: 座面と背もたれをすばやく暖め、寒い時期のオープン走行時などに役立つ、シートヒーターを装備。

座面と背もたれをすばやく暖め、寒い時期のオープン走行時などに役立つ、シートヒーターを装備。

ディスクローターは、フロント用が258mm→280mm、リア用は255mm→280mmに拡大され、サーキット走行などの激しい走りも対応するストッピングパワーを手に入れている。さらに他グレードではオプションとなる、エンジンの吸気脈動を利用して勇壮なサウンドを響かせる「インダクションサウンドエンハンサー」が標準装備される。

インテリアでは、レカロと開発した「RS」専用のスポーツシートを装備する。表皮にアルカンターラとナッパレザーを用いることで、ひとクラス上の上質な室内を演出している。この他に、BOSE製のサウンドシステムと9つのスピーカーを組み合わせたオーディオをはじめ、オートハイビーム、ブラインドスポットモニター、車線逸脱警報システムなどからなる運転支援システム「i-ACTIVSENSE」などを標準装備する。

発売当時の車両価格は319万6800円(6速MT)だったが、増税後の現在は333万4100円(6速MT)となり、ロードスターのトップグレードに位置している。

RS車両価格

319万6800円(6速MT)

RS主要装備

ビルシュタイン社製ダンパー
大径ブレーキ
フロントサスタワーバー
RECARO社製シート(アルカンターラ®/ナッパレザー)
インダクションサウンドエンハンサー
シートヒーター
アダプティブ・フロントライティング・システム(AFS)
ハイ・ビーム・コントロール(HBC)
車線逸脱警報システム(LDWS) *LDWS:Lane Departure Warning System
ブラインド・スポット・モニタリング(BSM) *リア・クロス・トラフィック・アラートRCTA)機能付
BOSEサウンドシステム+9スピーカー
CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(フルセグ)

マツダ ロードスター(ND型)RS主要諸元

●全長×全幅×全高:3915×1735×1235mm
●ホイールベース:2310mm
●重量:1020kg
●エンジン型式・種類:BP-ZE・直4 DOHC
●排気量:1496cc
●最高出力:132ps/7000rpm
●最大トルク:15.3kgm/4800rpm
●トランスミッション:6速MT
●タイヤサイズ:195/50R16

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