LC500コンバーチブルには特別仕様車「ストラクチュアル ブルー」も設定
![画像: 左右に広がったトランク後端はヒップアップしており、存在感のあるリアデザインだ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/06/18/48e44be5a3111ca5310bc46410962e14ff62b066_xlarge.jpg)
左右に広がったトランク後端はヒップアップしており、存在感のあるリアデザインだ。
Webモーターマガジンでもプロトタイプを含めて何回か紹介し、発表が心待ちにされていたレクサスLCのオープントップモデル、「LC500コンバーチブル」がついに発売された。
ルーフを開いても閉じていても美しいシルエットのコンバーチブルを目指し、ルーフオープン時はソフトトップが完全に格納される、自動開閉式のトノカバー付きフォールディング機構を採用している。ボディ前半はクーペと共通だが、ドアエンドのベルトラインをキックアップさせ、トランクの後端を跳ね上げたリアのシルエットにより、キャビンまわりの適度なタイト感と前後の伸びやかさを併せ持つプロポーションを実現している。さらにトランク後端を左右に広げて、ラグジュアリースポーツカーらしい存在感のあるリアデザインとしている。
ソフトトップの採用で車重の軽量化に貢献し、またルーフの収納スペースは最小化でき、オープン時の美しいスタイリングを実現。クローズド時もクーペのような美しいルーフラインになるようこだわっている。ソフトトップは吸音材も組み合わせた4層構造で、クローズド時の静粛性を実現している。
![画像: 開閉動作の動きにもこだわったというソフトトップ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/06/18/bc3a7fd71324f34c5929850cc9769936d0ca0af7_xlarge.jpg)
開閉動作の動きにもこだわったというソフトトップ。
ルーフの開閉時間は約15秒で、開閉動作を「動き出し-途中-動き終わり」の3ステップに分解して優雅で自然な動きを実現。車速が約50km/h以下なら走行中でも開閉が可能だ。
インテリアでは、オープン時の車外からの見え方にこだわり、シート肩口のキルティングや穴径の異なる3種類のパーフォレーション加工によるグラデーションの表現、ヘッドレストの後部にさりげなく主張するLマークのエンボスなどを採用している。
オープンボディとしても高いボディ剛性を保つため、リアサスのタワーブレースや床下ブレースの結合部にはアルミダイキャストを採用。リアにはパフォーマンスダンパーも採用して、上質な乗り心地と優れた運動性能を実現している。
![画像: インテリアもオープン時の車外からの見え方にこだわっている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/06/18/c913c86118a16b33a35281e547f129a8cb4c9748_xlarge.jpg)
インテリアもオープン時の車外からの見え方にこだわっている。
パワーユニットは5.0LのV8エンジンと10速ATを組み合わせる。吸気音をキャビン内に共鳴させるサウンドジェネレーターや、より迫力のある排気音を演出する外装バルブをクーペと同様に採用している。
オープン時でも車内での会話を楽しめるよう、空力性能にこだわり、ウインドディフレクターも設定して優れた静粛性を実現している。またオープン時でも快適に過ごせるよう、エアコン、シートヒーター、ネックヒーター、ステアリングヒーターを自動制御するレクサス クライメイト コンシェルジュも採用している。
![画像: 60台限定の特別仕様車「ストラクチュアル ブルー」。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/06/18/42c59f3c9913e0e64c0c6d4ad5b83841611117fb_xlarge.jpg)
60台限定の特別仕様車「ストラクチュアル ブルー」。
このLC500コンバーチブル発売を記念して、専用外板色のストラクチュラルブルーと、専用内装色のライムストーンによる青の洞窟をモチーフとしたカラーコーディネートを採用した特別仕様車「Structual Blue(ストラクチュアル ブルー)」を60台限定で発売する。そのうち40台はオーナー向けの先行商談を開始しており、残り20台を一般向けの抽選販売分として、6月18日からWeb上での商談公募を開始する。
車両価格(税込)は、LC500コンバーチブルが1500万円、LC500コンバーチブル「ストラクチュアル ブルー」が1650万円。駆動方式は2WD(FR)のみ。
クーペも一部改良で運動性能が進化
![画像: クーペも一部改良で走りの基本性能の向上を図っている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/06/18/09d27dd43223df24acfd8c0e5e109d44afd1dec3_xlarge.jpg)
クーペも一部改良で走りの基本性能の向上を図っている。
クーペのLC500h/LC500も、フロントサスペンションロアアームのアルミ化やリアスタビライザーの中空化などでばね下重量を約3.7kg軽量化したり、アダプティブ バリアブル サスペンションシステムの制御の変更などで、クルマや路面との対話を感じられる「一体感のある走り」を実現するため、基本性能の向上を図っている。
ガソリン車では、停止状態から100km/hあたりまでの常用域で、より気持ちの良い加速と強い伸び感や心地良いエンジンサウンドが楽しめる。ハイブリッド車では、バッテリーの使用領域を拡大することで、モーターからのトルクアシストを増幅させて、駆動力がさらに向上している。
車両価格(税込)は、以下のとおり。
LC500:1350万円(Lパッケージ装着車も同価格)
LC500 Sパッケージ:1450万円
LC500h:1400万円(Lパッケージ装着車も同価格)
LC500h Sパッケージ:1500万円
LC500hのパワーユニットは3.5L V6+モーターのハイブリッド。駆動方式は、いずれも2WD(FR)。パワーユニットなどのスペックは、従来型と変更はない。