1968年に誕生したトヨタ ハイラックスは50年以上の歴史を持ち、世界180以上の国と地域で生産されるグローバルカーだ。日本で販売されているハイラックスのボディタイプはピックアップトラックの1種類だが、海外に目を向けると、仕向け地に合わせた多くの仕様が存在する。そんな世界のハイラックスをご紹介する。

南米のブラジルとアルゼンチンでは、このラリーマシンのイメージを色濃く反映した「SR-GII」が販売されている。ハイラックスのGRスポーツは2019年にブラジル専用モデルとして登場したが、2020年3月にマイナーチェンジしてアルゼンチンでも販売されるようになった。ハイラックスのGR仕様が販売されているのは、世界中でブラジルとアルゼンチンだけという羨ましい状況だ。これは、南米を舞台に2009年から2018年まで開催された、ダカールラリーの影響と考えられる。

ハイラックス SR-GIIのボディはダブルキャブ。4L V6自然吸気ガソリンエンジン(238ps/376Nm)、または2.8L 直4ディーゼルターボ(177ps/450Nm)が搭載される。変速機はどちらも6速ATを用意され、アルゼンチン仕様のディーゼルモデルでは6速MT(420Nmにデチューンされる)も選択できる。

フロントグリルには大きく「TOYOTA」と記され、これがトヨタのSUVと言わんばかりのルックスはなんともカッコいい。もしSR-GIIを日本に導入するのなら、ディーゼルターボ仕様が低速走行の多い日本には似つかわしいだろう。

画像: ダカールラリーをはじめとするラリーレイドのマシンをモチーフとしたカスタマイズを施された南米仕様のトヨタ ハイラックス SR-GII。GAZOO Racing(GR)のエンブレムも装着される。

ダカールラリーをはじめとするラリーレイドのマシンをモチーフとしたカスタマイズを施された南米仕様のトヨタ ハイラックス SR-GII。GAZOO Racing(GR)のエンブレムも装着される。

This article is a sponsored article by
''.