搭載されるパワートレーンは2.4Lに拡大された水平対向4気筒の自然吸気エンジンで、従来モデルと同様にトヨタの直噴技術「TOYOTA D-4S」を組み合わされる。228hp(約231ps)と184lb.ft(約249Nm)を発生し、メーターのレッドゾーンはおよそ7500rpmからはじまっている。吸排気性能の強化とフリクション低減によって、トルク増大だけでなくレスポンスの向上や、滑らかな回転フィールをもたらすという。
エンジンパワーは従来の207ps/212Nmから約24ps/37Nmも拡大しており、近年減りつつあった自然吸気エンジンならではの伸びやかな加速フィールを楽しめそうなモデルである。
インテリアにおいてはコクピットのデジタル化が進められ、メーターパネルとして7インチの液晶ディプレイを採用。文字情報の見やすさ向上だけでなく、省スペース化されたことでメーターバイザーの位置を低められて前方視界の確保にもひと役買っている。このほかにも、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応した8インチのマルチメディアインフォテインメントシステムを採用される。
今回はあくまで北米市場向けの情報で、日本市場への導入時期や詳細なスペックなどは公開されていない。いまだ沈黙を守っているトヨタの兄弟車種、次期86とともにどのような展開が行われるのか、続報に期待である。
![画像: 次期BRZの7インチ デジタルメーター。レッドゾーンはおよそ7500rpmから始まっているが、これは従来モデルも同様だった。このメーターデザイン、どことなくボクサーエンジンをイメージしているようにも見える。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/11/18/2fedc8aca9b4085d0b6196e57cd0f262d5710633_xlarge.jpg)
次期BRZの7インチ デジタルメーター。レッドゾーンはおよそ7500rpmから始まっているが、これは従来モデルも同様だった。このメーターデザイン、どことなくボクサーエンジンをイメージしているようにも見える。
スバル 次期BRZ 主要諸元
●全長×全幅×全高:約4265×1775×1311mm
●ホイールベース:約2576mm
●車両重量:未公開
●エンジン:水平対向4気筒
●排気量:2.4L
●最高出力:約231.26ps
●最大トルク:約249.47Nm
●トランスミッション:6速MT/6速AT
●サスペンション(前/後):ストラット/ダブルウイッシュボーン
●駆動方式:FR
●タイヤサイズ:215/45R17(プレミアム)、215/40R18(リミテッド)
※数値はすべて北米仕様。