トヨタ パッソ/ダイハツ ブーン(2010年:2代目)
![画像: パッソ1.0+ハナ。ノーマルのパッソはブーン(タイトル写真)と顔つきは同じだが、+ハナはグリルやバンパーなどのデザインが差別化されている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/12/23/b87d829fc27f9524a546c34978f6310aed8d2428_xlarge.jpg)
パッソ1.0+ハナ。ノーマルのパッソはブーン(タイトル写真)と顔つきは同じだが、+ハナはグリルやバンパーなどのデザインが差別化されている。
軽自動車からの乗り換えユーザーを見込んでダイハツから企画を持ちかけ、1998年に発売されたデュエット/ストーリアからスタートした、トヨタ&ダイハツの姉妹コンパクトカー戦略。現在は企画とデザインは両社の混成チームで、設計以降はダイハツが担当している。
今回フルモデルチェンジされたパッソ/ブーンの場合は完璧な女性主体で、中でも独身&カップル層と子離れ層が多いため、まずは第一に子供のためにと考える子育て層ではなく、自分らしい愛着を持てるクルマにと、コンセプトを絞り込んだ。さらに、女性スタッフ中心での開発を進めたということで「長く使うものだから飽きが来ないこと。でもちょっとした個性は必要だし、アピールできないのもつまらない」という意見が尊重され、先代の美点は受け継ぎつつ、さらなるブラッシュアップという「素の魅力」を高める方向で進められている。
そのため、先代にも搭載されていたエンジンには、燃費の向上を考えてダイハツの軽自動車で使われているCVTを改良して組み合わせ、1.3LはiQやヴィッツに使われている新エンジンとアイシンAW製のCVTとなった。しかもFF車はエコカー減税対応となっている。
先代では販売の8割が1Lモデルだった。新型も実際普段づかいなら1Lで十分。とくにCVTとのマッチングが秀逸で、非常にスムーズ。低回転域に積極的にシフトしていってくれるので、静粛性も燃費も優秀なのは女性にとって嬉しいポイントだ。
![画像: パッソ1.0+ハナのインパネは、落ち着いたカフェのラウンジをイメージさせる「チョコ」を基調としたデザイン。左右のエアコン吹出口はシャンパン塗装。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/12/23/1a088ff6a477fe3fc4638976d5cc2069072b6944_xlarge.jpg)
パッソ1.0+ハナのインパネは、落ち着いたカフェのラウンジをイメージさせる「チョコ」を基調としたデザイン。左右のエアコン吹出口はシャンパン塗装。