欧州で人気ナンバーワンのコンパクトSUV=キャプチャーがいよいよ国内発売。早速、横浜の街に連れ出してみた。乗って良し、眺めて良し。ルーテシアに続くルノーの新世代BセグメントSUVは、所有することに心ときめくこと間違いなしだった。思い切った価格設定にも食指が動く。

新開発CMF-Bプラットフォームとパワーアップした1.3L 直4ターボエンジン

この絶妙なパッケージングを実現したのが、ルノー・日産・三菱アライアンスから誕生したCMF-Bプラットフォームである。ルノーでは新型ルーテシアから、日産では欧州の新型ジューク、そして先ごろ日本でも発売された新型ノートに採用された新世代のアーキテクチャーだ。もっとも開発を主導したのはルノーであり、もちろんキャプチャーに採用するにあたっても勝手知ったるルノーならではのノウハウが注入されているに違いないとは思うが・・・。

搭載されるエンジンは、フランス本国でTCe155、日本でH5H型と呼ばれる1.3L 直4 DOHCターボ。最高出力154ps、最大トルクは270Nmだ。そもそもこのエンジンの開発にはダイムラーも関わっており、現行のメルセデス・ベンツ Aクラスにも同じDNAを持つエンジンが搭載されている。

新型ルーテシアにも同型式のエンジンが搭載されているが、キャプチャーに搭載するにあたり、最高出力+23ps、最大トルク+30Nmの出力アップが図られて重量増に対応ている。結果的にトルクウエイトレシオは4.9となり、BセグメントはもちろんCセグメントを含めてもトップクラスとなった。

これに組み合わされているトランスミッションは、電子制御の7速デュアルクラッチ(EDC)。こちらは基本的にルーテシアに搭載されたものを踏襲しているようだ。

グレード構成は、ベーシックなインテンスと、それにレザーシート/レーンセンタリングアシスト(車線中央維持支援)/運転席電動シート/スマートフォンワイヤレスチャージャーが標準装備されたインテンスとハイテックのふたつ。あとの装備は全車共通で、本革巻きのステアリングホイールや18インチアロイホイール、そしてアダプティブクルーズコントロールやアクティブエマージェンシーブレーキほか、安全装備などが標準装備されている。

画像: 1.3L 直4DOHCターボエンジンは1340kgのボディに対して十分なパワー&トルクを発生する。

1.3L 直4DOHCターボエンジンは1340kgのボディに対して十分なパワー&トルクを発生する。

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