元号が平成から令和に変わって、早くも2年。大型連休のスペシャル企画として、Webモーターマガジンで以前に連載した「平成スポーツカー図鑑」から、人気のあったモデルTop10をカウントダウン方式で紹介しよう。第6位は、スバル WRX STIだ。

※このランキングはWebモーターマガジンのPVを、Googleアナリティクスで集計した数値を元にしています。

インプレッサから独立したが、EJ20型のもたらす刺激は健在だった

先代まではインプレッサの冠名を付けられていたWRX STI。だが、2014年8月に発売された現行モデルからは、インプレッサとWRXシリーズ(STIとS4)は、別の道を歩むこととなった。ボディ形状は、先代のインプレッサ WRXには設定されていた5ドアハッチバックは廃止されて、4ドアセダンのみとなった。

画像: インプレッサ時代は5ドアハッチバックも設定されていたが、単独車種のWRXとなって4ドアセダンのみとなった。

インプレッサ時代は5ドアハッチバックも設定されていたが、単独車種のWRXとなって4ドアセダンのみとなった。

STIのパワートレーンは、歴代のWRXに継承されている水平対向4気筒「EJ20型」を搭載。最高出力308ps/最大トルク422Nmというハイパワーをドライバーの意のままに操ることのできる、スバル最高峰のAWDスポーツを実現するために、ボディ、シャシなど、車両各部の性能を極限まで高めている。

発表以来、年次改良のように一部改良が行われているが、2017年5月の大幅改良では、新電子制御マルチモードDCCD(ドライバーズ・コントロール・センターデフ)や新開発のブレンボ製18インチ ベンチレーテッドディスクブレーキ、新開発の19インチ アルミホイール&タイヤを採用。AWDスポーツとしてのパフォーマンスを一層向上している。

その走りは痛快の一言に尽きる。AWDと2Lターボの組み合わせは発進時にアクセルを踏み込めば強烈な加速力を見せつけ、コーナーでは制御が新しくなったDCCDとハイグリップタイヤが高い旋回Gをもたらす。

最新の一部改良は2019年5月に行われたが、大きな変更はされていない。EJ20型エンジンが生産終了し、現行モデルの販売は終了したが、2021年内には新型が登場すると噂されている。

画像: 写真の大型のリアスポイラーはオプション設定。イエロー塗装のキャリパーが足もとのアクセントになっている。

写真の大型のリアスポイラーはオプション設定。イエロー塗装のキャリパーが足もとのアクセントになっている。

■スバル WRX STI タイプS(2019年) 主要諸元

●全長×全幅×全高:4595×1795×1475mm
●ホイールベース:2650mm
●車両重量:1490kg
●エンジン型式・種類:EJ20型・水平対向4 DOHCターボ
●排気量:1994cc
●最高出力:308ps/6400rpm
●最大トルク:422Nm/4400rpm
●トランスミッション:6速MT
●タイヤサイズ:245/35R19
●当時の車両価格(税込):406万800円

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