欧州発表から1年半、いよいよフォルクスワーゲンの新型ゴルフが日本上陸を果たした。よりスポーティな仕様GTIやR、ワゴンのヴァリアント、SUVのオールトラックなど、その多様性にも期待大だ。(Motor Magazine2021年7月号より)

パサート、トゥーランなど人気モデルも着実に進化

2021年、フォルクスワーゲンは各ジャンルの人気モデルのバージョンアップにも、積極的に取り組んでいる。前述のティグアンや、パサート系では、よりスタイリッシュなデザインや「つながる」機能の充実など、ユーザーメリットの大きな地道な改良が続く。

2016年に日本に導入されたトゥーランも、そういう意味では進化を期待していたユーザーが多いのではないだろうか。輸入車としては希少な、しっかり7人乗れるコンパクトミニバンが、最新のインターフェイスやインフォテインメントなどを採用して生まれ変わった。搭載されるパワートレーンも1.5L TSIと7速DCT(DSG)に変更されている。そんな既存モデルの改良と並行して、次世代ラインナップの整備も着実に進められている。

BEV専用ブランドである「ID.」シリーズは、2022年から日本導入が始まる予定。一方で欧州ではすでに、新たな展開を見せている。ID.4にシリーズ初のスポーティ仕様となる「GTX」が設定されたのだ。

GTXでは前後にモーターが搭載され299psを発生。緻密にトルク配分が制御された4WDシステムとあいまって、本家ゴルフGTIを凌ぐ0→100km/h加速6.2秒を達成する。日本導入はまだ先だが、非常に楽しみな新BEVだ。(文:Motor Magazine編集部 神原 久)

画像: ほかのフォルクスワーゲンモデルと同様の、新世代インターフェイスがついにゴルフ トゥーランにも採用された。

ほかのフォルクスワーゲンモデルと同様の、新世代インターフェイスがついにゴルフ トゥーランにも採用された。

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