2021年9月8日、三菱自動車工業(以下、三菱)は新型アウトランダーのガソリンエンジン搭載車が米国道路安全保険協会(IIHS)の安全性評価において、最高評価である「トップ セーフティ ピックプラス(TSP+)」を獲得したと発表した。(ここで掲載している画像は、すべて北米仕様のもの)
さまざまな性能試験で高い評価。日本での発表が待たれる
アウトランダーは、三菱のクロスオーバーSUVだ。2021年4月には新型が日本に先がけて北米で販売が開始された。日本仕様は2021年秋に発表が予定されている。
今回の「TSP+」評価は、ヘッドライトの光軸調整を行った2021年6月以降に生産された米国仕様車が対象となっている。この評価を獲得するには、IIHSの6種類すべての耐衝撃性能試験において「Good」、前面衝突予防評価において対車両および対歩行者で4段階評価の上位2点となる「Advanced」または「Superior」を獲得し、4段階評価の上位2点となる「Good」または「Acceptable」評価を得たヘッドライトを標準装備している必要がある。新型アウトランダーは、こうした試験において、高い衝突安全性能と予防安全性能が評価された。
新型アウトランダーでは、レーダークルーズコントロールシステムと車線維持支援機能を統合した制御による高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイ パイロット)」をはじめ、充実した先進安全技術を搭載している。ナビリンク機能搭載車では、地図上のカーブ情報を活用して自動で速度を調整し、運転操作の負担を減らすことも可能だ。
さらに衝突被害軽減ブレーキシステム、前方衝突予測警報、後側方衝突防止アシスト、車線逸脱警報システム、車線逸脱防止支援機能など、多数の予防安全機能も装備して、三菱独自の衝突安全強化ボディ「RISE」と、11個のエアバッグと合わせて安全な運転をサポートする。
安全性が評価された新型アウトランダーの日本発表を心待ちにしているファンも多いはず。また、冬には発売が予定されているPHEVにも期待したいものだ。