GR86 & SUBARU BRZ公道試乗会が神奈川県の芦ノ湖周辺道路で開催された。この両車には以前プロトタイプモデルにサーキットで試乗したことがあるが、今回はGR86とSUBARU BRZの違い、18インチ仕様と17インチ仕様の違い、ATモデルとMTモデルの違いなどもレポートしていきたい。

新型GR86&BRZはATでも楽しめる!

画像: BRZ S ATモデル(18インチ仕様)

BRZ S ATモデル(18インチ仕様)

画像: エンジンの最高出力、最大トルクはGR86と同じだが、出力特性が異なる。86の方が初期の飛び出し感を優先させており、BRZの方がよりリニアな特性としている。

エンジンの最高出力、最大トルクはGR86と同じだが、出力特性が異なる。86の方が初期の飛び出し感を優先させており、BRZの方がよりリニアな特性としている。

次に試乗したのはBRZの18インチ(S)+ATモデル。86とBRZの出力特性の比較では、86の方が初期のトルクの出方を強調するセッティングがされている。さらに、よりパワー感があるということもあって、BRZはよりリニアな加速に感じられる。しかし、だからといってBRZの加速が物足りないということではまったくなく、先代よりパワーアップした効果は十分に感じられる。

そして強く言っておきたいのは、このATがとても良くできているということ。シフトショックはマイルドで、さらにパドルシフトを駆使してのシフトダウンは小気味良く、あえて余計なシフトアップ&ダウンをしたくなるほどだ。これならATでも十分にスポーツドライビングを楽しめると思う。

画像: タイヤはGR86と同じミシュラン パイロットスポーツ(215/40R18)だが、BRZのホイールカラーはマットダークグレーメタリックとなる。

タイヤはGR86と同じミシュラン パイロットスポーツ(215/40R18)だが、BRZのホイールカラーはマットダークグレーメタリックとなる。

86とBRZの違いについてだが、サーキットで感じたほど、公道では違いを感じることは少なかった。というのは、サーキットでは、コーナリングの限界域で86の方がリアがよく動いて(=オーバーステア)、BRZの方は終始安定方向に感じたが、公道ではそこまでの違いを感じることはなかった。

これは、18インチタイヤによるものが大きいと推測される。というのは、公道走行のレベルでは、横方向のグリップが高く、限界まで攻めるのは難しいからだ。そういう意味では、18インチタイヤはサーキット走行を重視する人に向いていると感じた。

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