150psと360Nmを発生する最新世代の2Lディーゼルターボを搭載
撮影車はTDIでトップグレードの「Rライン」。225／40R18タイヤとアルミホイールはオプション。
2021年6月に日本デビューを果たした、第8世代のフォルクスワーゲン 新型ゴルフ。そのパワートレーンは、1Lターボと1.5Lターボのガソリンエンジン＋マイルドハイブリッドだったが、今回、新たにディーゼルターボエンジンがラインナップに加わった。
このディーゼルターボエンジンの排気量は2Lで、最高出力110kW（150ps）と最大トルク360Nmを発生。最新のテクノロジーとなるツインドージング（デュアル AdBlue＜アドブルー＞噴射）システムを採用し、窒素酸化物（NOx）の排出量を抑制しつつ、従来よりも最大トルクを強化した最新世代のパワーユニットだ。
ツインドージングシステムとは、直列に配置した2つのSCR触媒コンバーターからアドブルーを注入することで、窒素酸化物（NOx）の排出量を大幅に削減するもの。この最新の排出ガス浄化システムの採用に加え、各種の最適化を図ったことでNOxの排出量が先代モデルと比較して最大80%削減される。また従来のTDIエンジンよりも低い回転数から最大トルクや最高出力を発揮するため、レスポンスが大幅に向上するとともに、WLTCモード燃費は20.0km／Lを達成している。
150psと360Nmを発生する新世代の2.0Lディーゼルターボエンジンを搭載。トランスミッションは7速DCT。
装備では、マイルドハイブリッド車の「eTSI」同様に同一車線内全車速運転支援システム「トラベルアスシスト」やデジタルメータークラスター「デジタルコクピット」といった新型ゴルフならではの先進装備をエントリーグレードの「アクティブ ベーシック」から標準装備とするほか、走行モードの切り替えが可能なドライビングプロファイルやシートヒーターなどの快適装備も全グレードで標準装備している。
また、LEDマトリックスヘッドライト「IQライト」やヘッドアップディスプレイ、フォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム「ディスカバープロ」といった通常オプション設定の装備を標準設定とした「アクティブアドバンス」というグレードを初設定。その他、上質なトリムや電動パノラマスライディングルーフなどのオプションが選択可能な「スタイル」やエクステリアをスポーティな仕様にした「Rライン」といった、4つのグレードが設定されている。
さらに、2021年6月の新型ゴルフ導入以降ユーザーから要望を寄せていた18インチアルミホイールをRライン用のオプションとして、合わせて6月に導入したゴルフ eTSI Rラインにも追加設定した。
Rラインのレザーマルチファンクションステアリングホイールは専用デザイン。シフトノブはマイルドハイブリッド車同様小ぶりのものだ。
■フォルクスワーゲン ゴルフ TDI ラインナップ
TDI アクティブ ベーシック：344万4000円
TDI アクティブ アドバンス：398万9000円
TDI スタイル：403万8000円
TDI Rライン：408万8000円
※トランスミッションと駆動方式は、いずれも7速DCT（DSG）とFFのみ。
■フォルクスワーゲン ゴルフ TDI 主要諸元
●全長×全幅×全高：4295×1790×1475mm
●ホイールベース：2620mm
●車両重量：1460kg
●エンジン：直4 DOHCディーゼルターボ
●総排気量：1968cc
●最高出力：110kW（150ps）／3000-4200rpm
●最大トルク：360Nm（36.7kgm）／1600-2750rpm
●トランスミッション：7速DCT
●駆動方式：横置きFF
●燃料・タンク容量：軽油・51L
●WLTCモード燃費：20.0km／L
●タイヤサイズ：225／45R17
