ウラカンから見える景色は、思っていたものとぜんぜん違う
国際女性デーの2022年3月8日、女性ドライバーオンリーによるランボルギーニのツーリングイベント「ランボルギーニ レディース ツーリング」に参加しました。人生で初めて憧れのスーパーカーたちを運転できるとあって、喜びとともに少し緊張しつつ、東京・六本木にあるスタジオ「THE LOUNGE TOKYO」へ。
スタートを前にしたブリーフィングでは試乗車となっているウラカンやウルスの車種解説だけでなく、環境問題に対して2009年からランボルギーニが取り組んでいる活動を知ることもできました。2015年には15億ユーロもの投資で工場のカーボンニュートラルを達成したということ、さらに今後、2024年までに全モデルを電動化するとともに2024年までにCO2排出量を50%するなど、未来への熱意と可能性を感じます。
こうした活動は地球環境や平等、教育など17の目標を設定されるSDGs(サスティナブル・デベロップメント・ゴールズ)の一環で、今回の国際女性デーにちなんだ女性限定のイベントも、実はSDGsへの取り組みのひとつ「ジェンダー平等」というテーマも含まれているのではないでしょうか。
さて、ブリーフィングが終わっていよいよ試乗の時間です! ルートは六本木ミッドタウンにある「ザ・リッツ・カールトン東京」と千葉県千葉市の「ホテルニューオータニ幕張」間、約40kmを異なるクルマで往復するというもの。エントランスでは華やかなマットイエローのボディカラーをまとったウラカンEVO Fluo Capsuleがお出迎えしてくれます。
大のスポーツカー好きである私は真っ先にコクピットへ! そこで感じた第一印象は、目の前に広がる視界が想像していたよりも広くて運転しやすそうだということです。スーパーカーといえば「儀式」と呼ばれるような操作手順があったり、ガラス面が狭くて圧迫感を感じたりなどなど、とっつきにくいイメージを持っていましたが、現代のランボルギーニは大違いで驚きました。
メーターもディスプレイ式で見やすく、内装にもボディ同色のアクセントカラーを配色されて細部までのこだわりを感じます。一般的なクルマと違うのは、ウインカーやワイパーの操作をハンドルのボタンで行うということ。ハンドルまわりに見えるレバー類はパドルシフトのみという、レーシングカーに近いつくりになっています。
走り出してみると、アクセルペダルやブレーキペダル操作のレスポンスがもの凄い良く、また操作感は女性の私でも重いと感じることもなく、意のままに操れます。パワフルな走りで、運転の楽しさをダイレクトに感じることができました。よく見るドライブルートの景色も、ウラカンから見れば格別! 空から落ちる雨粒ですら、このときばかりはキラキラ輝いているように見え、まるで夢のような景色です。
パドルシフトによるシフトチェンジを楽しめるMTモード、よりスポーティな走りや排気音を体感できるスポーツモードにスイッチ。背後から聞こえてくる気持ちいいサウンドを堪能しながら、何度も何度もシフトチェンジしてしまいます。
そんな楽しい時間もあっという間で、目的地「ホテルニューオータニ幕張」に到着。東京湾を望む高層階からの景色を見ながらアフタヌーンティでひと休憩。