2022年2月10日に日本に上陸したフィアット プロフェッショナル ブランド「デュカト(Ducato)」が話題となっている。日本市場にはやや大柄なボディだが、キャンピングカーのベース車両として、早くも大きな注目を集めている。今回はそのディテールを写真で紹介しよう。

日本仕様は3タイプのボディを設定する、欧州のベストセラー商用車

ステランティス グループで小型商用車を製造するメーカー、フィアット プロフェッショナルから日本に導入される「デュカト(Ducato)」は、ヨーロッパのベストセラー小型商用車だ。デュカトという車名は、中世後期から20世紀後半ごろまでヨーロッパで国際通貨的に使用された硬貨に由来する。いかにも、ヨーロッパ大陸を走りまわる商用車にふさわしいものだ。

日本仕様は、標準ホイールベース(3450mm/全長5413×全高2524mm)のL2H2、ロングホイールベース(4035mm/5998×2524mm)のL3H2、そのハイルーフ版のL3H3(4035mm/5998×2764mm)の3タイプとなる。(数値はいずれも欧州仕様参考値)

スタイルはモノフォルムのバン形状だが、フルLEDヘッドランプを備えた大型グリルやスキッドプレートなど、オシャレな印象も与える。右ハンドルや左側スライドドアなど、日本の左側通行に対応しているのはありがたい。インテリアでは、フルデジタルのインパネに、キーレスエントリー&ゴー、電動パーキングブレーキ、10.1インチのタッチスクリーン、ナビゲーションシステム、スマートフォンとのリンク&ワイヤレス充電機能などを装備。運転席と助手席は180度回転可能なキャプテンシートだ。

日本仕様のパワートレーンは、最高出力178hp/最大トルク450Nmを発生する2.2L 直4ディーゼルターボエンジンに9速ATを組み合わせ、前輪を駆動する。スピードリミッター、予期せぬ障害物に遭遇した場合のブレーキ制御、クルーズコントロール、レーンデパーチャーウオーニング、デジタルルームミラーなどパッシブ/アクティブセーフティ機能を搭載。デュカトの販売方法はB to B(法人間取引)で、キャンピングカービルダーが架装したものをユーザーや法人が購入するパターンを中心とするが、物流や輸送、送迎などの多種多様な商用車セグメントでの使用も想定されている。

■フィアット プロフェッショナル デュカト L2H2 主要諸元(欧州仕様参考値)

●全長×全幅×全高:5413×2050×2524mm
●ホイールベース:3450mm
●車両重量:1975kg
●エンジン:直4 DOHCディーゼルターボ
●総排気量:2184cc
●最高出力:132kW(180hp)/3500rpm
●最大トルク:450Nm/1500−1750rpm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:軽油・75L
●EU総合燃費:10.1km/L
●タイヤサイズ:225/75R16
●車両価格(税込):469万円〜

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